知り合いの方で家の内外装関係の仕事をされている方が居ます。
いま、持ち回りでマンションの管理委員会をさせていただいているのですが、自分の今年の仕事としてはシステム全体に大きく手を加えること無く築年度なりの劣化は劣化で種々の補修を入れながら淡々と資産価値を維持するためのチェックを進めています。また、ポスト・コロナということで、感染傾向も「一旦は」落ち着いてきておりますので、そろそろマンション全体の住民が再び集まってワイガヤしてもいい時期だなと考えておりまして、その住民ミーティングをこの夏にでもしようかなとも考えています。何れにしても、自分の実際の病院での仕事以外にもしないといけない事が有ることになります。
さて、実際にこの内外装の専門家の方と自分の住んでいるマンションの様々な経年劣化や瑕疵を探す機会があったのですが、なかなか興味深い建築に関する四方山話を聞くことが出来ました。
大手マンション会社の下請けイジメの実態とか各社の得意分野の特徴とかも含めた話で、現在住んでいるマンションを探す時に入院患者さんの中で建築と土木の夫々の専門家たちから伺ったマンション関連の知識習得以来の分野外勉強の良い機会でした。
諸々の話をする中で、家に据え付ける家具や調度の話も出てきたのですが、特に興味深かったのはIKEAの家具のお話でした。そもそもこの話に入る前に駐車場の庇のアルミ構造物の組付けの話から始まったのですが、アルミの組み合わさった構造物は一旦組み付けてしまった後にそれを移築しようとしても当初のようなカチリとしたハマり具合は望めないとのことで、基本的には長期に亘って使えるものの使い捨てのシステムと考えるのが妥当との話でした。
聞いてるこちらは建築に関してはど素人ですので「ほう、そういうものなんですか」と驚いたのですが、その法則はIKEAの組み立て式家具にも当て嵌まるのだそうです。一度組み上げた後に家具をバラしてしまったら、次の家では緩みが強くて当初の強さや精度は保てないものですと教えられました。ですから、小物はバラさず移送していくのですが、大物をバラしてしまうとアカンですよ~とのお話でした。
IKEAの製品に関してはデザインはよく考えられているし、このデザインにしてはaffordableな価格のものが多いな!と常日頃思っていますし、実際に家にはたくさんIKEAの家具が有るのですが、使っていてそれなりの弱点もあるなとは思っていました。特に感じるのは時間が経った時にかなりの速度で自然に緩んでいく組付けの問題があったのですが、引っ越しや内装の専門家の人からそういう話が出てくると、なるほど日頃感じていたのは単に俺だけの主観じゃなかったんですな!となったわけです。
まあ、とは言うもののIKEAの家具は100年もののヨーロッパの家具や日本の精密組付けの簞笥などとはまた違う価値観のもとに作られているものですのでそれはそれで良いものなんですけどね。
単なる個人の感想でした。w
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