健康診断の季節です。
私の場合はいわゆる病院の職員検診というものなんですが、病院が準備してくれる短い検査項目リストでは私には「ちょっと納得いかない」という状況ですので、毎年データ・マニアとして余計なお金を使って自分の種々の数値を集めて記録しています。
病院内での標準セットというのはいわゆる成人病検診という色合いの強い項目が並んでいて、肝機能の一部や腎機能、糖、脂質などを調べ、聴力、視力、体重、血圧等々のお金もかからない項目をチェックアップの項目としてみています。まあ、通常はその程度のものでも充分に今後やってくるであろう問題をスクリーニングするには役に立つのですが、私の場合はこれに大きく色を付けて項目数をぐぐっと増やしています。
何を調べているんだ?と言われそうですが、自分の体調が万全では無い時などにはやはりなにか問題があるのかという事を含めて当たりをつけて調べることはあります。自分の場合は実はその数値を年齢ごとにグラフを付けてどういう変化を見せるのかという事を調べることに大いに興味があるのでした。あまりに専門的になるのでここには書きませんが、私自身は「ホー」と一人で悦に入っています。無論数千円余計に払わないといけないのですが。
これとは別に、患者さんの血液が自分の体にかかるというインシデントが先日発生し、労災として感染症関連の数値を幾つかピックアップしました。その中には梅毒、B型肝炎ウイルス抗体、C型肝炎ウイルス抗体などのスクリーニングが入っていまして、今回ある事実に気が付きました。
それはB型肝炎ウイルスに対する抗体の登場。HBs抗原、抗体の2つを調べることで既感染、防御効果などを推測することが出来るのですが、アメリカにおいて研究をしていた時に義務としてB型肝炎ウイルスのワクチンを打って抗体が出現することを期待していたのですが、二度打っても抗体が出現せずに腕が重くなる感じがするだけという「時々そういう人がいる」という人の1人になってしまいました。そういう訳で当時は自分にはB型肝炎抗体はなかなか出来ないんだな、と思っていたのです。
ところが、今回偶然に調べたことからそれが形成されていることが判明したのでした。もっっとも、その抗体のバンドは極々薄いものだったのですが…。
これから加齢が進んでいくわけですが、自分がそのデータを解釈する脳味噌が残っている間にそれらのデータを採り続けてどんな風に老いていくのか愉しみたいと思います。w
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