2023年4月21日金曜日

岸田総理を襲撃した木村の主張

首相を襲撃した木村被告の主張が外に漏れ始めました。

その漏れてきた主張には幾つか明確なものがあるのですが、それをまとめてみると以下のようになるでしょうか。産経新聞の話の中からわかったのが以下のものでしょうか。
  • 岸田内閣は故安倍晋三の国葬を世論の反対多数の中で閣議決定のみで強行した。このような民主主義への挑戦は許されるべきではない。
  • 年齢要件や供託金制度を定めた現行の選挙制度は「普通選挙ではなく、制限選挙だ」と主張。この「制限選挙」によって組織票を持つ既存政党・政治家に有利な仕組みが作り上げられ、岸田内閣による安倍氏の「国葬強行」のような「民主主義への挑戦」が可能になっている。
  • 故安倍晋三が政治家であり続けられたのは、旧統一教会のような組織票を持つ団体と癒着していたからである。普通選挙を行っていれば組織票の割合は下がり、議会制民主主義は保たれる。
なんだか、文章を読んでいて私自身は一々「わかる~、わかりすぎる」という感じなんですね。しかし、しかしです。それらの主張を「口頭で」するのは幾らでも結構なのですが、テロという形で暴力に訴えるというのは根本的な間違い。

自分の主張が正しいと思うのならずっと「演説やネット」等で主張し続ければ良い。世襲政治家達の糞っぷりなんて言うのは誰でも知っているし、そういった糞議員達が世襲システムによって我々を辟易させているのも日常的な事実。それでも、主張の異なる人間を暴力で消し去ろうというのだけは絶対に間違いです。

何千年の間に血で血を洗う争いで人類が辿り着いた結論は「闘いは言論で!」だと私は信じています。

若い血の純粋さが起こさせた事件なのでしょうが、判決を受けて塀から出てきた後は頭を冷やしてもう一度娑婆で己の主張を「言葉」で拡散してください。対立する相手を暴力で消すというのではヤクザと一緒。一見まともに聞こえる主張そのものの正当性が一瞬で消えてしまいます。


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