2023年3月10日金曜日

誰にでも来るスランプ

WBC、韓国相手に13-4というあわやのコールド寸前のゲームを展開してくれました。

一言でいうと、一回エンジンのかかった日本の打線は止めようがないレベルに思えました。しかしそれにも増して感じたのは韓国の投手陣の崩壊ぶりしょうか。日本の打撃陣が分厚いのは勿論ですが、韓国側の投手陣の薄さが目立ちすぎた感じ、そして韓国側の監督も投手変えすぎではなかったでしょうか。

13失点で10人の投手を使うという凄まじさ。観ているこちら側も「おいおい…」という感じを抱いたのですが、恐らく韓国側の観客はビール飲みながらブチ切れていたのではないかと推測します。w

こういう国際試合での勝敗というのは試合以上に大切だと私は思っています。結局、こういう試合を夜遅くまでお父さんや家族と観ている小さな男の子達が日本代表の野球の強さに魅せられて「我こそは!」と自分の夢にこのチームを投影してくれることも「プロ野球」にとっては物凄い意義があるのです。実際のところ、佐々木朗希はイチローの出ていた2009年の韓国相手のあのシーンを観て育っているわけですから、間違いなく、これらの試合も近未来のプロの金のタマゴ達が熱い視線を持ってジッと見つめているでしょう。

さて、昨日に引き続きバットが湿ってしまって全く神様らしくない村神選手。しかし、村上選手はよく考えてみればこの2月に23歳になったばかりの21世紀の若者です。三冠王もまだまだ本物の神ではありませんから、進化の途上で国際試合の経験を積むという単なる過程だと割り切って考えるしか無いでしょう。スランプは誰にでもある話。始まったばかりのプロとしてのキャリアもこれからじっくりと熟成が始まるでしょうから、肩の力を抜いて海外の選手達との対戦を楽しんでくれればと思います。その分、今大会は他の選手達がカバーしますので!

昔、ジャンボ尾崎という「国内無敵、海外では残念」というプロゴルファーがいましたが、彼の様にはならないはず。言葉の壁を乗り越えることが出来れば必ず村上も村神、そしてMURAKAMIとしてバットでMLBで名を残す男になってくれるんじゃないかと強く期待しています。


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