一体歳を取ると何が変わるんかということを毎日強制的に観察させられる日々です。
爺さん婆さんとは言わないまでも、詰まるところ何が若者とオッサン・オバサンを別つのかという事なんでしょうが、この話題を深掘りすると(日本では)先輩と後輩の関係性なんかも関わってくるのかもしれないと思っています。
病棟で仕事をしていると、娘や息子のような年頃の看護師さん達とその親のような年齢の我々が一緒の病棟や外来で働くわけです。そこではどうしても、それぞれの「世代」を観察させて貰える機会が出てくるのですが、ここ数年自分なりに到達した看護師さん達の観察後の結論は今のところ以下のような感じです。
- 作業をする時、何かの動作毎に独り言を発している
- 他人への遠慮がなくなりブツブツと文句をいうことが増える(必然的に以前は無かったような些細な事で怒ることになる)
- 同じ話を繰り返す事が増える
- 固有名詞が咄嗟に出てこない
- 日常の動線が短くなり階上へ上がるのに1階分でもエレベータを使ってしまう
- 昔の話が増えて今に人の若い人の話(特に芸能関係の話)についていけない
- 夜勤明けの顔がやつれている
- 自分なりの(とんでも)結論に納得してそれが真実であると信じ込む(信じたい!)
- 自分の(時代の)経験をもとにした説教が増える
そもそも上に列記したことが正しいのかと言う根本的な疑問はありはするのですが、あくまで個人的な歪み込みの主観の羅列。w 更に自分がそれにどれくらい当てはまるのかという話になると、中学の頃から芸能界のことはホボ知らなかったし、固有名詞が出ないのは小学生の頃から自分には特徴的な一面だったような気もします。更に、昔の話も昔から好きだったので、俺は若い頃からオッサンだったんだなというナチュラルな結論になってしまうのですが…。
そういえば高校の頃から私のことを「じじい」と呼んでいた仲の良い友達がいましたが、そういう点を見抜いてたんでしょうかね?そう言えば私を爺と呼んでいた丸山君は慶応を出た後どこに行って何をしてるんでしょうか?もう40年会ってませんが。
別に若い世代に煩わしいと思われるか否かは気にもしませんし、承認欲求も激薄の私にとって他人の目は気にもなりません。それに医療従事者である手前、注意しなければならない事は遠慮なく言い続けますが、これからの世代の「成長の邪魔者」にはならないように気をつけたいと思うオジサンでした。
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