この世の中で集団ヒステリーに潰されたものは沢山あります。
歴史を紐解けば当に枚挙に暇がないのでしょうが、我々が識るものの中には戦争は勿論、魔女裁判を始め宗教がらみのものも恐らく人類を病気以上に明確に殺してきたものでしょう。
しかしながら、この現代においてもヒステリーは日本のあちこちで吹き出しています。その一つが残念ながら今回再確認されました。2013年にHPVワクチンの接種が始まった直後から、科学とは無縁のヒステリー集団の登場によってこのワクチン接種が妨害されてきました。その後に名古屋STUDYという世界に誇る「ワクチン接種とその後遺症に関する因果関係の有無」を明確に「関係なし」と否定的に証明解決した研究が名古屋市自体の発注によって完成したのにその結果を隠し、ワクチン接種の積極勧奨を中止したのです。
このワクチン接種の意図的な隠蔽と遅れに関しては、以前からこのブログでも、日本全体で、そして名古屋市では特に意図的に河村というポピュリストの馬鹿市長を先導役として、行政が旗を振ってこの犯罪を意図的に犯してきた事実を訴え続けています。しかし、その愚かな行犯罪行為が世界と日本の間では周回遅れの現象として未だに、そして拡大してあとを引き続けているのです。
そして、約10年の遅れと、その時の余震が影響した状態で日本全体の接種率の継続的低下「未だに」をもたらし続けています。
つい最近、2020年のデータとしてスウェーデンで16歳までのHPVワクチン接種で子宮頸癌のリスクを88%も低下させていると出ました。(確かスペインも出ていましたね。)また、アメリカでも最新のデータが出始めていて、ワクチン接種を始めた最初の世代が20代に入ってきてたった7年で65%もその発生率を下げたと報告されたのです。がん「死」においては1991年と比較して1991年に比して33%も減少し380万人もの女性の死亡が回避されたというのです。
そして今回オーストラリアでも!結果が出てきています。恐らくはここ数年のうちに世界中で子宮頸癌ワクチンのポジティブかつ劇的な効果が続々と報告されることになるのでしょうが、日本はドンドコ遅れ続けて悲劇がなかなか消えていかない状況が続き、根絶とは程遠いパピローマ・ウイルス汚染継続国と認定されることでしょう。
WHOの目指す目標は以下のようになっています。
- 15歳までに90%の女子がHPVワクチンを接種
- 35歳までに70%の女性が子宮頸がん検診を受け45歳までにもう一度検診を受ける
- CIN3(子宮頸部高度異形成+上皮内がん)患者の90%、浸潤子宮頸がん患者の90%が治療を受ける
さて、日本は何周遅れなんでしょうか。ため息しか出ません。
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