今日、バイト先のドクター達と短時間ではありましたが話が盛り上がりました。
それは診察時間のこと。私が知る限り、この患者さんの診察にかける時間の長さというのは診療科によっても「全く」異なりますし、同じ診療科の中でも専門性が大きく分岐しているために更に診察時間と言うのは全く異なってくるものなのです。
もう一つ追加して言うと、診察する先生の診察に対するポリシー・診察形態によっても全くこの診察の長さというのは異なって来るのは当然です。更には初診か再診か、その日の患者さんの調子の差などでも変わる訳ですが、例えば平均して何人くらいの患者さんを診るのかという事で話をしました。
それぞれに診療科や勤務医であったり開業医であったりするかによっても全く変わってくるわけで本当に簡単にカウントできるものではありません。誰かの人生を決めるような重大な瞬間を迎えるような診察に来られているような患者さんや家族に対して5分や10分では話が終わるわけもありませんし、高血圧であるものの、投薬によって十分にコントロールの効いている50歳のおじさんに15分をかけていたらやはり外来はまわりません。
また、高齢者の多くは診察の椅子に着くだけでもゆっくりと時間をかけないといけないことも極普通です。更には耳が聞こえづらく意思の疎通が難しい人もまたまた普通です。そもそも、簡単な話をしても認知能力の問題で理解が出来ない患者さんも「たくさん」おられるわけで、本当にバリエーションが幾らでも有ることを解っていただけると思います。
それでも、保険診療の価格は皆一緒。保険では診察のクオリティは判定されないのが残念な所で、儲かるためだけにガンガン回し続ける病院もあれば、そういう診療科だからこそガンガン回せるところもあって、その品質は回す患者の数でもわからないところが更に難しい所です。
私の場合はオノレの能力の関係もあり、午前中の3時間だけで十分に患者さんと対話しながら診察出来るのは20人+アルファが限界。これを超えたら私には無理が出てくると思っています。
毎日毎日いろんな人からいろんな事を学びながら自分の勉強の結果を患者さんにfeedbackし続けるしか自分には出来無いと思っています。
0 件のコメント:
コメントを投稿