「日本有数の」という冠が当然のようにつく名門スポーツ高校「市立船橋高校」で「男子バレーボール部の60歳の顧問が、部員に服を脱ぐよう命令したうえで頭髪を掴んで引きずりまわす、至近距離からバレーボールを顔面に投げつけるなどの暴行を加えた容疑で、2023年2月に千葉県警船橋警察署に逮捕された」とのニュースが大々的に報じられました。
私はここ暫く、テレビの芸人達がスポーツの顧問などにどれほど恐ろしいシゴキにあっていたのかと言うような話をしているのをたまたま娘達が観ているのを脇で見聞きしていたので、「そういえば昭和のころは、今同じ事したらすぐにニュースになるようなシゴキや体罰が日常だったな~」と懐かしい感覚を持ったばかりでしたので、今日のニュースはちょっとタイムリーすぎるなと感じました。
実際の所、この監督さんは少なくともこの世界の有名人だという事が色々なソースに書かれていますが、所謂「熱血漢」という先生なのでしょう。私にとってはサッカーでは長崎の国見や島原で指導していた小峰監督が伝説の熱血漢として思い出されますが、今はもうその監督も居られません。
今回逮捕されたコーチに関しては、十年ほど前には別のある方曰く「指導法に悩んでいた」との事ですが、今年還暦を迎えている顧問の先生にとって変わってしまった周りの世界の中で、変われずに残っている自分の変化の無さに対する焦りも確実にあったと思います。
恐らくどうすれば「実績を落とさずに指導法を変えることが出来るのか」という事が見出だせないままに今回の事件に至ったのでしょう。私の見方は完全に無関係の第三者としての見方ですが、部活動の顧問はもう辞められるのではないでしょうか。こういう怒りのコントロールを失うタイプの指導者は同じようなことを繰り返しかねませんし、そのマネージメントが出来たとしても、心の本能を抑えつけながらの指導では御本人の精神衛生にも良くないのかな~と言う気がします。
まあ、先生御自身が周りと調整しながら決めることなのでしょうが、既に指導法が現代風にモディファイされていても、そのまんま強いチームを維持できる新指導者も居られるはずでしょうし、そろそろ新陳代謝の時間なのでしょう。
星飛雄馬を鍛えた根性論的な鍛錬?方法はもう21世紀には要らないのです。
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