結局、息子は作業所で一日の仕事を終えた後、そのままお泊りのためにショート・ステイの施設の担当の方にピックアップされました。
朝から家を出て結局のところ翌日の夕方まで帰って来ないという人生最長の親フリー時間を過ごしてくれれば、そのまま明日仕事場に行って最終的にはいつものように我が家に戻ってくることになりますが…。
まず、送り出したその日の夕方にいきなり電話がかかってこない事を祈るような気持ちで夕食時を過ごしていたのですが、やはりいきなり電話がかかってきました!「なんかやらかした?事故じゃないよね?」と思っていたのですが、特に何て言うことはない施設の方の質問の電話でした。
夜中も電話がかかってくること無く無事に翌日帰ってまいりました。親にしてみれば無事帰投!というレベルのイベントでして「何も起こらない」という事の素晴らしさを改めて感謝しました。しかし、それが本当に「何もなかったのか?」という事を直接確かめるべく、施設に預けていた大荷物を私自身が仕事帰りに取りに行った時に施設の方にお話を伺うことにしました。
玄関口でボストンバッグを受け取った時に、施設で息子を一晩見守って下さった女性御自身と、施設の運営者である男性が出てきてくださったのですが、全般的に楽しそうにゆったり過ごしていたようなんですが、夕食に2時間もかけて食べていたとのこと。(イタリア人か!)その後、トイレに行っては「大」の方に夜と朝それぞれ20-50分程度かけていたとのことでした。
夜寝るときも一旦10時に消灯して寝付いた後に暫くして起きてきて、気になるところを自分なりに片付けてまた寝たとの事。更に作業所で行っている仕事の延長上の「クセ」が炸裂してしまったようで、いつも行っている卵パックなどからの「シール剥ぎ」が施設の中でも実行されて、色々と貼り付けてあった注意書きが剥ぎ取られたようです。orz
私の方は施設の方に終始平謝りでしたが、その方は大笑いでいろいろと他の話もしてくださって最後には「もし気に入って下さったのであれば、また機会があれば是非ご利用ください」と仰ってくださいました。
私は家に戻って家で夕食を取っている息子の顔を改めて見たのですが、心底「やくやった!」と頭を抱え込んでハグしてあげました。息子は何のことか解らず親父からハグされて戸惑っていましたが、私は本当に本当に嬉しかったのです。
また、次の機会を探してお泊りの訓練をしていくようにしたいと思いました。まずはメデタシの第一回でした。
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