JAXAが超久しぶりに創り出した新型ロケットH3。
今日は仕事の合間を縫ってその発射のシーンを今か今かと待ちわびていました。AM9:45からその打ち上げに関するライブ中継が有ると判っていましたので、仕事の合間を縫ってチラ見していました。
今までも、H2の各シリーズの重要な衛星打ち上げなどではほぼ必ずLIVEで見学していて、チャンスが有れば何時の日にか種子島へと考えている私です。アメリカでも一度だけ打ち上げ見学に行っているのですが、それは大学が試験的に打ち上げたちゃちいロケットで、シューッ、ポン!と言う感じで実にあっと言う間に終了した肩透かしレベルのものでした。
ですから、いつの日か液体燃料でゴゴゴゴゴ~っと上昇していくような怪物レベルのものを見てみたいと今でも思っているのです。やっぱりジェット機とかロケットというのは多くの男の子にとっては永遠に「かっこいい!」と思えるもので、見た人を皆痺れさせるのではないかと堅く信じています。
さて、今日の中継は上に書いたようにチラ見をしていたのですが、最終的にカウントダウンが始まって10,9,8,7,6,5,4,3,2,1となった時にメイン・エンジンから引き続き補助ブースターに点火発進する筈のシークエンスで「キュー-----ン」という、何だかヤカンの笛が鳴ったような音が暫く続いた後、カウント・ダウンの声も発射の轟音も聞こえないままになってしまいました。
その瞬間素人の自分にも解ったのは、残念ながら今日の発射は何らかの異常が検知されて中止となったなと言うことでした。
思わず「う~~~ん」と心のなかで唸った挙げ句、実際に画面を見つめたまま腕組みをしてしまったのですが、同時に思ったのは「発射した挙げ句に観測衛星(だいち)と共に自己爆破をするような事態にならんで良かった~」という事でした。その後は「しゃーない、まあ、問題点を探り当てた後はまた打ち上げを近々やり直してくれるやろ」仕事に戻っていったのでした。結局は何らかの異常を検知するシステムが働いて発射シークエンスが一旦停止した事自体は全くの成功な訳です。
ところがところがでした。夜になって今日の打ち上げに関するニュースを見ていると、ネット上ではJAXAの岡田さんが行った記者会見場に居た共同通信の羽織ゴロがリンクのようなやり取りをしていたとのことが判明。
この手の売文屋は「先ず結論在りき」です。これは多くの売文屋において殆ど常に真実。調査報道などは先ずやらない多くの売文屋のやり口はいつもこんなもんです。
........「失敗とは言い難い」と断言した岡田氏だが、記者は「確認ですが、つまりシステムで対応できる範囲の異常だったけれども、考えていなかった異常が起きて打ち上げが止まった。こういうことですね」と再度確認をする。 これに対して岡田氏は「ある種の異常を検知したら止まるようなシステムの中で、安全、健全に止まっているのが今の状況です」と返答してやり取りは終了するかと思いきや、最後に記者はこう言う。 「わかりました、それは一般に失敗といいます。ありがとうございます」........
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