2025年3月14日金曜日

生中継「ライバー」の死

一体そのシーンと云うのはコピーされて拡散でもされたのでしょうか。

探す気も無いし、例えあったとしても見たくもないような襲撃シーンになっているでしょうから、敢えて見ようと思うのは警察関係者かサドっ気のある変態なのでしょうが。刺殺された最上さんという方は「ふわっち」というアプリでのCastをされていて被害を被ったようです。

将来の夢はYouTuberになる事とかいう、やばい子供達が増えて来るのも無理からぬことかもしれません。下らないおふざけをして、良かろうが悪かろうが、どんなに下らない事でも世の中で目立つことをして金が入れば良いと云うのがYouTube等の金稼ぎの基本。

勿論、規約上は倫理的な箍(たが)は嵌められていますし、金を貰う為の敷居もそんなに低くはないのは最近では良く知られたところ。しかも、視聴者数当たりの単位収益もGoogle側の都合でどうにも下げられることは可能ですし、安定的に生きていくという意味ではやたらと恐ろしいシステムです。しかし、ネット上の収益法をいろいろと見ると、他にもインスタでも投げ銭などというものもあるようで、まるで何とか一座の地方公演での「御捻り」と全く一緒のシステムも存在する事に逆にナルホドという感じ。時代や調達方法は変わっても、その人やグループの「推し」から金を掻き集めるという考え方自体は何も進歩が無いんだなと思うのでした。

私のようなオッサンがネットのニュースで見かけただけでも、迷惑系だの私人逮捕系だのという訳のわからん連中がハエの産み付けた蛆の如く糞壺の中で蠢いています。こういう連中でも生きていけるようなシステムがこのネット中継に移っていると云うのも有るんのかもしれませんが、この「顔」と「位置」を晒すという行為がどれほどリスクの伴う行為なのかと云うのをまざまざと見せつけたのが今回の事件の要点の一つだと思います。

事件の背後には借金返済云々と云うのもあるようですが、不特定多数の人間に個人情報をばら撒いてそのプライバシーと恥の切り売りで金を稼ぐという行為の恐ろしさは一種の無敵の人が出来る事なんじゃないかと思うんですけどね。

「稼いだモンの勝ち」なんていう言葉を吐いて悦に浸っている人がこれほどどの程度まで「文字通り」無事に生き残ることが出来るのか。小蠅のようなレベルから大物の皆さん迄、襲撃その他の犯罪に巻き込まれずその成功譚を喧伝できるように祈るばかりです。

と思っていたら、N党のあのポピュリストが鉈で襲われたとか。言いたい放題と言論封殺の両極端のバカの間で消しあいまで起きているようです。あな恐ろしや。

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