2022年5月6日金曜日

帰国する次女に1つだけプレゼント

次女の日本帰国までほぼ二週間。

数カ月後のことと思っていたことがもう二週間後という所まで迫ってきました。日々が過ぎるのは本当に速いものです。先輩方が口にしてきた光陰矢の如しというのはまさに間違いのない真実ですね。時間だけは何処にいようと、どんな人間にとっても平等に過ぎていく確実なセッティングです。

さて、今回の帰国にあたって次女が絵を描く場所を提供することにしました。今まではペン画を中心に布団の上でコソコソと寝ながら作り続けていたのを知っているのですが、油絵も描くようになってからはやはりそのような状況では「体に悪くてちょっと無理」と言う事で、家の中では描かないことになりました。

実際に名古屋にアトリエのようなものがあればそこで描けるのでしょうが、実際にそういうモノを調べてみると物件自体が少なくかつ当然ですが高い!しかも致命的なのは家から遠く不便というもの。

そこで考えたのは家の近くに安い部屋を借りてそれをアトリエとして使う方法。4畳半レベルのワンルームで十分な訳です。パッと思いついたのはSUUMOを使っての物件検索。調べ始めると瞬間的に安くて近い物件がゾロゾロと出てきました。住んでいるマンションの真隣と、その一つ向こうに数部屋。

値段は共益費込みでどちらも3万円でした。実はこのアトリエ探しの件は次女自身の希望で、自分がバイトをしながら払うつもりだったらしい事が後々嫁さんと次女の間のLINEで判明したのですが、そこはまあ、オヤジの生きている間にしてやれる小さな援助かなと割り切って最初の契約を含め私の方で貧乏の代名詞のような「アーティストの卵」のために支援することとしました。いわゆるpatoronですね。w

結局、SUUMO経由で近所にあるminiminiの担当者と繋がり、現物を見せていただき更にリストには出てこなかった少しだけ遠いけれど部屋が広めのものも見せていただきました。それらの写真とビデオを撮った後それを次女に転送して後は嫁さんに決定を報告してもらうことに。

翌日には直ちに返答があり、結局のところ家の2つ隣の物件に決定。その際に次女は私がそのお金を援助することを端から考えていなかったようで、その後私に普段とは「全く違う」様子で”OTOUSAMA THANK YOU FOR THE APARTMENT”と全てupper caseで感謝の文章を送ってきました。

それに対して私からは条件を2つだけ提示。

1番目は作品を出し続けること。2番めは日本滞在中に日本語をbrush upすることでした。これらに対しては娘も当然YESで、実際自分自身でも言葉ができることがチャンスを大きく広げることを理解していることを書いて返してきました。

まあ、結果はどうであれ時間をかけて頑張って欲しいものです。「好きな事に専念できる人生の贅沢さ」を味わう贅沢さは私が居なくなった後に理解できるのでしょうね、きっと。


0 件のコメント: