うなぎのお店に行ってきました。
所謂「知る人ぞ知る」と言うお店らしいのですが、われわれ非名古屋原人は知りませんでした。このお店、知り合いの御婦人から紹介いただいたお店で何と江戸時代末期から続くお店。名前は「木屋」と言うお店です。
九州から来た我々はひつまぶしで有名なところという感じでまさに観光客目線でしかお店を知らない訳で、あつた蓬莱軒やまるや、白河などを思い浮かべるわけですが、ネット上に確かに名前はあるもののそれらのお店を食べ尽くしている訳では「全く」ありません。
そこで、名古屋生まれの名古屋人で食への拘りがあり、あちらこちらのお店を食べ歩いているというこの御婦人にお話を伺ったところ「是非、一緒に食べに行きましょう!」という有り難いお誘いの言葉をいただきました。
お店は東区で名古屋市政博物館の目の前にあるのですが、ここは11時からオープンということで10時30分には嫁さんと店について入り口で御婦人の到着を待っておりました。それから一緒に中に入り、何故あつた蓬莱軒に今は行かないのかという話を伺うと、「昔は確かに美味しかったの!だけど忙しくなりすぎてからは味が明確に落ちちゃってね。それからは行かなくなったのよ。」とのお話でした。
今でもお店は大繁盛ですが・・・と言う話をしても、やはり「美味しさでは木屋に敵わないからここに来るの。」との明快な返答。それではということで早速「特選おひつまぶし」を注文いたしました。
実際に出されてきたひつまぶしはそもそもお客さんの注文が入ってから調理が始まるという地焼きでして、前もって下焼きして準備せず、更に殺す前には臭み抜きに井戸で泳がせるという具合。しかも焼くのは備長炭。出てきたうなぎは物凄く粘りがあってモチモチかつお櫃からはみ出さんばかりに盛り上がり、肝吸いが付いています。
これをゆっくりと三種類の食べ方で食べ最後には直接お櫃の残りをガブガブと食べさせてもらいました。何というかもう幸せホルモン出まくりでしたね。w この美味しさは癖になりそうです。4700円と正直安くはないのですが、味と原材料代と手間暇を考えればこれは出すべきお金と考えました。(もちろんたまにしか行けませんが~!)
また行きたいですね。それにしてもこの御婦人から教わった他の名古屋の美味しい店の一覧は綺羅星の如くあって、コノ隣のお店のうどんの山田屋も名前はうどん店なのに有名なのはカレーカツ丼とか、ある店は天ぷらやなのに美味いのはヒレカツとか。
名古屋はいろいろと食に関して謎の深いエリアです。
蛇足ですが、お店の中に橋本環奈ちゃんの色紙があることに嫁さんが気づいて「どこに座ったんだろう?」と呟いておりました。
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