ほんとに昔から日本の私立文系と言うのは「死人量産所」という意識があります。
一体全体これからの日本をどうしたいのかというビジョンの全くない人がその空っぽの見識で日本の企業で「今までは」トップに君臨してきました。理系が経営に良いとも全く思わないんですが、私は基本的に高校数学レベルの理屈が理解できない人は大企業のトップに就任したり、討論において理屈の積み重ねが必要な仕事に就くのはやめたほうが良いと思っています。
理由は簡単で「向いていないから」です。w
求められた仕事を遂行する上で数理哲学的な思考を要する分野に身を置こうと思えば高校数学の理解が出来ないようではその先の進歩は望めません。基礎医学をしようと思ってもやはりモルを使った計算や分子量、統計を使った「らしく見える」インチキデータに騙されないための統計学的な知識やデータ解析の論法などは必須です。それはアメリカなどの先進国では当然のこと。
では翻って日本はどうかというと、もちろん文系から出てきた人間であっても非常に数字に明るく、大変明晰な理屈を展開する人物も沢山おられますが、少なくとも「我々の世代」の知る私立文系を選んだ学生の多くは数学や理数系の他の選択科目がダメで理系から逃げていった生徒の集まる世界でした。
国公立では文系の数学理科の傾斜配点が弱められるとは言え、それでも理数の「学び」は共通一次で必要で、逆に数学の出来不出来が文系の合否を決めるような世界がありましたので、物理や化学は避けられても少なくとも「数学」からは逃げられませんでした。という訳で国公立の文系は否が応でもある程度は数学も解る人達。
科学の女王が数学であることはガウスの言った通りで、これを深く理解する人々にとっては世界は別のものに見えるわけです。(私は別のものに見えない残念な側の人間ですが。w)
さて、最近はfintech大流行ですが経済学部の皆さんはどれほど数学ができるのでしょうか。実際にアメリカの大学のfintechを教えるHPを見てみると相当高級な応用数学がバンバン使われていて各種の複雑な関数の組み合わせが理解できないようでは絶対に卒業は出来ないだろうことは容易に理解できるレベル。
ところがニュースになっている慶應経済卒の衆議院議員・藤巻某議員は「三角関数よりも金融経済を学ぶべきではないか」と思っておられるようです。そもそも経済の循環は高度な三角関数の遥か先の数学の応用の延長線上にある世界のお話でしか語れない筈なんですが。
コレステロール高そう |
そうでないことを願うばかりです。
2 件のコメント:
元みずほ銀行勤務…(察し
あ!w(吸収合併のオワコン業界出身でしたか。)
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