私は辛いことがあると「どちらかというと」スーッとそれをしないで良いように逃げます。
恐らくは辛いことを体の中に溜めないようにそういう事によって起きるであろう良くない体や心の反応が可能な限り起こさないように自然と心が逃げる(逃がす)んでしょうね。とは言っても、上に書いたように「どちらかと言うと」と書いたようにやらなイカンと思った時には全てを度外視してやり込むことは有ります、と言うか比較的多いです。
研修医の時には「学びたい!」と言う気持ちと「次々に新しい手技と知識が吸収できる!」と言う喜びで、殆ど病院の寄宿舎にも帰らず救急の仮眠室で24時間生活しているようなことを続けていたところ3ヶ月ほどで帯状疱疹が右季肋部に出来たことはずっと前にもここのブログに書きましたが、体にも心にも限界があることは自分自身が良く知っています。
とは言うもののこのストレスに対する耐性というのは個人差が大きいです。例えば、当院の副院長は私の尊敬する種々の能力の持ち主でもあるのですが、この人は本当にストレスに強いというかストレスというものを感じたことがあるのだろうか?と傍から見ていると思うばかりです。
ところが!この先生のによく個人的にお話を伺うことがあるのですが、年に数回ほど血便が出るということ、そしてその他の症状としては「首が凝るな~」というような時が良くあって、そんな時に血圧を測定すると上が200を超えているような時があると言いますから仕事が忙しい時にはしっかりとストレスがかかっていることになります。(というかそれ以外は考えられませんよね。)
戦争に行ってPTSDを発症する人にもいろいろな体験がその背景にあるわけですが、「まともな人間」が強いストレスを受け続けるとその正常な結果として体や心に目に見える形で問題が発生したり、自分では意識しなくてもやはり問題が発生する訳です。それは殆んど「必ず」と言うレベルであることが研究の結果では明確に示されています。
もちろん、「えっ?」と言うくらいアッと言う間に心や体がポキンと折れる人もいる訳ですが、とんでもないレベルのストレスに心が鈍感で、あたかも何事も起きていないように見える人は居ても、体は最終的に正直にそれを表現してしまうという事が普通にあるわけで、その体のほうがポキンと折れた時点が「命にかかわるような疾患」に繋がるようなことがあるのはやっぱりマズイですよね。
そういう意味では人間どこかで辛いことから逃げる、楽しいこと「も」する!と言うのは大事なことでしょう。そして大いなる心と体の休憩を取ることも。
まあ、私のような凡人は怠ける理由をそういうところに求める訳ですが!w
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