次女からいきなりtelegramで連絡が入りました。
それは持っていた絵のうちの一枚(この前prizeをとったものとは別のもの)が値段が付いて売れたとの連絡でした。一体いくらで売れたのだろうと文章の続きを見たところ、売値は$600だったとのことでした。誰が買ってくれたんだろうと思っていたら自分の卒業前のindependent study mentor for paintingとのこと。
卒業前から数枚の絵を仕上げていた事は知って居たのですが、そのうちの「自分の母の実家である長崎のお爺ちゃん宅で行われたトランプ遊びのシーン」がテーマになった写真から作られた不思議な絵を教授が買い取ったとのことでした。
結局のところ賞をとった絵自体は売らずに長女の居るバージニアに送るということにしたらしいのですが、なんとその先生が次女に対して「絵を飛行機で送ったりしたら必ず傷んでしまうから私が直接お姉さんの所に車を運転して届ける!」と言ってくれたのだそうです。
私はこの事に大変驚いてしまいました。一体全体指導教授がその生徒の作品を「そんな事をしたら傷んでしまうから」という事でピッツバーグからリッチモンドまで往復してくれるものかと・・・。
Google Mapで調べてみたところノンストップで移動しても片道7時間弱のドライブ。往復だと14時間以上かかることは確実で、私はひたすら恐縮しています。長女に言って私のカードを使ってでも接待して貰うようにしたいと考えています。
それにしても教授自ら絵の運搬のためだけに・・・と言う点に正直な所「うーーーん」等なってしまうところでして、実際非常に申し訳なく当惑してしまいます。
この運搬してくれる絵というのは学校での展示の後、3人の人から購入の手が挙がったようなのですが、売ることはせずに保存することになったようです。中の一人はもし売らないのであればプリントでもいいから売って欲しいとまで言われていたようで、そのメールの画面を次女に見せてもらった後「そんな事もあるんだ」と感じてしまいました。
家に飾りたくなるような絵、自分で持っておきたくなるような絵と言うのは売れる絵なのでしょうが、芸術というのは結局のところ一体どう捉えればいいのかということを再び考えさせられた今回の一件でした。
とは言え、私が何を考えようと次女の創作活動に変化はないわけで、下手の考え休むに似たりというやつなんでしょうが。w
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