院内で仕事をしていると、当然自分の娘達のような年齢の子達と毎日すれ違います。
その時に話が出てきてものすごく驚いたことが最近ありました。それは彼女達が自分の位置をお互い常に解るようなセッティングにしているというのです!(何を使っているかは効きませんでしたが。)
それを聞いたときの私の反応は「何やそれは~~~~~?」でした。そして次に口から漏れてきた言葉は「有り得ん!!」というもの。いや、実際のところ多くのオジサンの平均的反応というのはそういうもんじゃないでしょうか。
ところが、彼女達に逆に私が尋ねた「そういう相手の位置を24時間お互いが知っているっていうような関係って気持ち悪くないの?」と言う言葉に対する彼女達の反応は「いや~、別に~」と言うシンプルなもの。反対に何を言っとるんやこのオジサンは?という様な怪訝な顔をされたのが現実でした。
今時の若人のデジタルの受容っていうのはそういうプライバシー保護や個人の一人の時間の保護のような意識さえなく「道具」として使っているんでしょうね。私なんかは個人の位置情報とか、ブラウジングや検索のヒストリーとかは企業には「本音を言うと」絶対に渡したくないものですよね。
ところが現実の世界では幾ら気をつけてもそういうのはダダ漏れ。企業や組織が個人の情報を本気で抜き取ろうと思えば本当いいくらでも可能。しかもデータを三次元的に再構成して幾らでも個人を丸裸に出来ます。だからこそなんでしょうか、この新世代のデジタルなんか全く生まれた時から当たり前に周りにあった世代からすると逆に一々そんなものを意識せずに面白く生きていくためのツールとして使っているような気がするんですが。(開き直りという以前のナイーブなレベルのような気がします。世の中には善人面した悪い輩が一杯いるんですけどね。Facebookも悪名高い組織ですよね。)
しかもお話はこれだけじゃなくて、恋人を探すのももう完全に「当たり前」のようにネットで探すという若い看護師さんやヘルパーさん達。時代は完全に変わってしまっているのを周りの若い世代からヒシヒシと感じる私でした。
時代は流れ、時代に流されていく我々です。
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