最近、病棟の娘と同年齢程度の看護師Aさんが結婚する事になりました。
最初は知らなかったのですが、病棟の他の若い看護師さんがその女の子の友達で、私と夜勤の時にたまたまAさんの話が出て、この春に病院の社宅から出ていく話が出たのでその経緯を尋ねたところ「結婚退職です!」との返事。なんとも目出度いことです!
このAさん、私はちょうど彼女の親世代に当たるのですが、羨ましいくらい素直で朗らか、しかも大変に謙虚なキャラクターです。派手な所が一切なくて、まだ若いのに看護師になってこの数年でもう1000万円貯めたという倹約家。内心「彼女と結婚する相手は幸せ者だな~。」と私に思わせる程のしっかり者です。
その女の子にコッソリとお祝いを包んで渡したのですが、その時、短い立ち話をした折りに忙しくかつコロナ禍で人との出会いがなかなか無い中でよく仕事の合間に知り合うことが出来たね、と言うようなことを感心して話したところ、彼女の答えは意外にも「ネットで知り合いました。」とのシンプルな返事。
よくよく考えてみると、それを「意外」と思う私の感覚自体が既に時代からズレてきているのではないかと今回自分自身を見つめ直す機会となりました。十年前くらいからアメリカでは性的なものや真面目系も含めて出会い系のサイトやアプリが日常で普通になっていましたし、日本でも身近ではないけど人と話す中でネットで知り合って付き合っている人の話が周辺で出始めていましたが、この普通のお嬢さんもネットで出会う時代になったという事。変わるもんです。
婚活サイトでのネットをつかたサーチも実に真剣に行われており、病院内でもこれまた普通にその婚活サイトで相手を見つけて結婚する人達がいることも増えてきていたことも事実。そこで改めてそのあたりの若い人も含めた出会いのきっかけランキングみたいなのを見てみるとなんと2年ほど前の段階でさえ既に4位!アメリカでは結婚する人の1/3は既にネット経由かつ実はそうでない人達より少しだけ上回る満足度を見せる等ということですので、これからは日本も更にその割合が増えていって、昭和の頃の鉄板だった職場・友人の紹介・同僚・学校の同級生等という我々昭和生まれにとっての標準的な出会いを上回っていく瞬間が近づいているのかもしれません。
連絡方法もそもそも家の固定電話くらいしか無い事が普通だった当時からすると実に素早く時代の標準というものは変わっていくものなんですね。
化石と言われないように今の標準を頭の中でアップデートさせねばなりません。w
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