2022年2月21日月曜日

食べたいものが何時でも食べられる日本は続く?

ついこの前まではマック・ポテトのMとLが店頭から消えるという事件が起きました。

食べない人にとってはどうでも良い事なのかもしれませんが、普段からファスト・フードを食べる人にとっては結構嘆きに近い声がネットのあちらこちらから聞こえてきました。今回の場合は食料の不作や輸送の問題が絡み合っての問題でしたが、最近は購買力の源としての円の相対的地位の「コンスタント」な低下、そして世界の胃袋である中国等との食料品買いこみでの競り負け、そして時に起こる世界的な不作などでいろいろな食料品価格に大きな変動が起きていることが報道されています。

その影響は、身近なところではご存知のごとく何十年も値上げのなかったうまい棒のみならず、こんなものがこんな値段に?というような感じで色々な食料やその調理・調味素材も軒並み上がり続けています。また、その影響は定価の上昇や、様々な袋の中に詰められていた「一袋分」の量の縮小が続いている事がいろいろな画像でも検証されています。

我々日本人は、政府や商社の激しい努力、そして日本を取り巻く恵み豊かな海などから得られる種々の海産物、そして毎年淡々と減少している農業従事者達の努力によって、少なくとも計算上は飢餓は発生していないという状況が続いていましたが、果たしてその幸運が何時まで続くのか誰にもわからないような状況になってきました。

日本人は戦後はアメリカの支援、そしてその後は日本の産業の繁栄のおかげで、ものを買う能力に余裕ができて諸外国に大きく買い負けをすることはなかったと思います。しかし、今後もそれが続くと期待するのはかなり明白な間違いだと思います。

もし、今後も日本人が摂取する食べ物の値段がコンスタントに上がり続けていった時、一体日本には何が起きるのか。まさかとは思いたいのですが、第二次世界大戦直後の焼け野原となった日本のように駅の周りに死体が毎日転がっているような日々がやって来ることは二度と無いと果たして言えるのか。

現在の給与の上昇なきインフレはやはり最悪のパターン。一体何が今後の日本に迫ってくるのか、我々は馬鹿な政治家を選んで税金で飯を食わせるような余裕のあった右肩上がりの時代に生きてはいないことを今一度はっきりと認識すべき時が来たのではないかと考えるのです。

私はもともと貧乏人の生まれですから貧乏には強いと思ってます。しかし、空腹には弱い。食べられない事にはかなり耐性が無いんですよね・・・。


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