遂に医局の医師から陽性者が出ました。
この方、理由は不明なのですが以前からワクチンは打たないと決めておられたようです。実際にワクチンは打たず用心はされていたようなのですが、残念ながら感染。咽頭痛が主体で私の方に投薬のリクエストが有ったので、それなりの対症療法に足るクスリを処方させていただきました。
数十人居る当院医師の中で唯一ワクチンを打っておられなかった方なのですが、そのたった1人の先生が罹患、発症したことは極めて残念です。我々医師自身も罹患していた可能性は否定できませんが、少なくとも何の症状もない状況であることには間違いありません。果たしてコレが偶然なのか否かは「誰にも」証明できません。
ワクチンを打った方々も打たなかった方々も夫々に自分の考えがあってのことでしょうが、メリットとデメリットをそれぞれ天秤に掛けた結果がどうなるのかを考えて行動するしかありません。
以前、ここで書き込んだ記事である「驚くべき副反応?これは精密な追跡調査と研究の価値があるかも 」で、ご本人のリクエストで表には出さなかったのですが、ブログを読んで興味深い別のお話を私に個人的に送ってくださったフロリダの女性が、その方の周辺で起きたデルタ株の頃に書き送ってくださった悲惨な状況を改めて読み返して、今回の新型コロナの反復的に襲ってくる波に本当に嫌気が差します。
御本人が誰かは判らない範囲でここに一部を転記させていただこうと思います。
「それと先週、うちの郡のコミッショナーの男性がやはり3週間ほど苦しんで、亡くなりました。 去年の話ですが、うちの市の元市長でコミッショナーが11月の選挙で勝利した後、自分の三人娘の一人が経営しているバーで勝利パーティーを開き、自分と奥様と一人の娘が感染。奥様は2週間後にお亡くなりになり、自分もかなり生死を彷徨い、32歳の娘さんは6週間エクモをつけて肺の移植待ち、お正月に移植を受けてずっとエクモやベイビーエクモを付けていましたが、6月の終わりになくなりました。そのコミッショナーは今、ワクチン推奨のビデオを流しているんですが・・・」
上にご紹介したのは反ワクチン派が多いフロリダでのお話ですが、人生というのは選択の連続。様々な選択の連続が人生を思わぬ方向へ導くものです。良い方にも悪い方にも。
最初の話に戻りますが、私の医局の先生は高齢の御母堂をご自宅で介護されている方なのですが、恐らく同居は危険すぎるのではないでしょうか。感染が家庭内で拡大しないことを、そして万一陽性となっても今回の(おそらくはオミクロン株が)御母堂に悪い影響を及ぼさない事を。
等と書いていたら、病院のリネン担当のおばさんのお姉さんが大阪で新型コロナに感染しお亡くなりになったと先程病院の廊下でお話を伺いました。高齢者に対する影響はいまだに深刻です。
0 件のコメント:
コメントを投稿