若者はやっぱ夢と可能性の塊だってオジサンは強く思いました。
伸びる若者を精一杯応援することに益々頑張ろうと言う気持ちが改めて強くなりましたね。もちろん、その筆頭には親として子供達を応援してあげることが含まれる訳ですけど、子供達は息子を除けば既に長女は自律走行状態ですし、次女ももうすぐ半年早く大学を卒業するらしいので、恐らくは自分の力で糊口を凌いでくれる時期が近くなって来ていると思うのですが・・・。応援するのは仕事場の若者達に対しても同様ですよね。
さて、今回の冬季北京オリンピックではもうそういう若者の爆発的な能力に圧倒されるばかりです。ノーマル・ヒルの小林陵侑君やハーフ・パイプの平野歩夢君、そして既にとっくにレジェンドの羽生結弦君等は見えないところで死ぬ程の努力をしているのに、それを表にはおくびにも見せずにサラリと自分の、というか人類の限界に挑んできます。
小林選手を育てたレジェンド葛西も凄いけれど、その薫陶を受けてスクスク伸びる小林選手の才能と努力。嫁さんと二人で彼のここまでの軌跡を手短にまとめたドキュメンタリーを見てひたすら感心するばかりでした。一年間30戦以上世界を転戦して一点も取れなかった小林君を信じ続けてその全てを注ぎ続けたレジェンドと、折れる事なくしっかりと師匠の期待に応えた小林選手。恐らくこれから数回の世界選手権とオリンピックは彼の独壇場なんじゃないかと思ってしまうのでした。
そして平野選手はもう一言「人間ですか?」というレベル。何だかビルの4-5階くらいの高さのところまで壁を遡って滑ってトリプル・コーク1440という技を何発も決めてくる度に、アナウンサーも解説者も言葉を失うほど高度で異次元の技の披露。決勝二回目の恥知らずな審査員の評価に関しては既に世界各国から非難の言葉が上がっているのが判っていますが、それを黙らせるほどの3回目の完璧な演技で会場で見ていたアメリカのスノボのレジェンド35歳のショーン・ホワイト自身が両手を上げて笑顔になった後、まさにヤンヤヤンヤの拍手を送っているのを見て世界はスノボの世代交代が起きた瞬間を目撃することになりました。
それにしても、この採点はさすがに恥知らずでしたね。アメリカで見ていた解説者自身も「ね~わ~」という始末。自分の国の名物解説者にそんな事を言われるようなアメリカの審判はやはり恥をかいたようで、これまた強い選手を出しているオーストラリアからも「(審判を)逮捕しろ!」とまで言われちゃってますが。w
そして羽生選手はと言えば、ショートでの不運をスッパリ切り捨てたかのような鬼神の演技。失敗したとは言え彼の演技は「あ、人間には4回転半のアクセルが出来る日が来るんだ。」という事を確実に見ていた人達に確信させたというところでレジェンドのレジェンドたるところだなと、その王様としてのプライドを強く感じました。美意識のレベルが段違いですね。ネイサン・チェンも金メダルをとったし「強いな」とは思いましたが、一言でいうと「スムースかつソツがない」というレベルで、金メダルとったのにオーラが無いとうのは何が足りないんでしょうか。
みんな勝っても負けても凄いわ。ほんま。オジサンは感動・鳥肌が止まらんですよ。
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