新型コロナの季節になって喉の痛みを訴える人も例年に比べると大幅に減りました。
これほどまでにマスクと三密回避が種々の「かぜ症候群」の発症を抑え込むのかと実感すると改めてそのパワーに驚かされます。インフルエンザなんぞは現時点でほとんど全国を探しても絶滅というレベル。勿論、海外との交流がほぼ無くなっているという事もその発症抑制には物凄く大きいファクターなんでしょうが。
とにかく今年はそういう訳で風邪で喉を痛めた人を診ることが激減しているんですが、実際に喉が痛い時の対応はどうするのか医者も通常はそれぞれ独自の処方を出しているというのが多いのではないでしょうか。
よくあるのがトランサミンとか、イソジン等のうがい薬、そしてトローチ。医師によっては定番のように抗生物質や胃薬をここに併せて処方する人もおられますが・・・。最近医師のフォーラムをつらつら読んでいる時に、このイソジンやのどぬーるスプレー等を激しく糾弾している先生がおられました。よく経歴を見てみると耳鼻科の先生。そしてそこに他の耳鼻科の先生方も「全くだ!」風の書き込みが次々に。
その指摘する所によると、そこにいるウイルスや細菌を消毒するという名目で咽頭表面の細胞をガンガン傷付けていることで、更にその後の痛みが増してしまうというものです。実際の所、私自身は風邪をひくときにはまず喉からやられる人なのでこういった薬を「以前は」使っていました。ところが、こういった薬を使っても使用実感としては改善しているのを全く感じられないところかその日の夕方には更に痛みが増すなんて言うことがごく普通でしたから、「そうかもしれん」と思う感覚はあります。
そもそも表面にそういったものを使用したからと言って細胞の中で増殖している細菌やウイルスを殺せる訳もないわけで、その点は理屈にあってませんよね。
そういう事を考えると、そもそも「感染しない」という感染防御のほうがよっぽど大切なわけで、そのためには水うがい程度で、しかも頻回のうがいが一番効くのではないかと思います。実際にそういう論文もありますし。
手洗いと一緒でうがいも頻回にしかもそこら辺の水道水で充分だと考えます。カネを使わずとも達成できることは予防医学に関しては幾らでも有ると思います。万一発症した時に私がやっぱり使うのは桔梗湯エキスでのうがいですかね。(細胞からサポニンが分泌されることが実験的に実証されているようです。)
兎にも角にも、かからないことが一番です。
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