2020年12月15日火曜日

アメリカに残している401K

アメリカで職を得て払い込んでいた401Kの値を時々覗いています。

私のアメリカ時代の薄給からちょこっとずつ毎月天引きされていたものですが、アメリカを離れて6年。取り敢えずそのまま手を付けることもなく放っておきました。60歳になる前に手を付けたところで、猛烈に税金を抜き取られるだけなので、よっぽど追い詰められていない限りはおいそれと手を出して現金化するものではありません。

注ぎ込まれた私の給与を仮にXとすると、10年ほどでその額が3X程になりました。私のプランはどちらかと云うと、リスクと言うか積極性のレベルでは中程度よりちょっとだけ安全な方に振っている実に保守的なものだったのですが、それでも10年で約3倍ですから、積極的なリスク高めのものはどれくらいになっていたのか知りたい気もします。まあ、これで十二分ですが。

以前覗いたときに一旦ボッコリと凹んだことがありました。それがいわゆるリーマン・ショックのときだったのですが、そのときは一時期順調に増えていた総額が暫くの間、と言っても数ヶ月間ですが、三割ほど減ってしまいました。私自身は投資の方針としては一旦買ったなら上がろうが下がろうが基本的には十年は持っておこうという感じの投資しかしませんので、たかがその程度での低下では「あれまあ」程度の反応です。

落ちた株というのは通常アメリカ株であれば普通は黙っていても戻ってきます。特に今回の私の場合の401kではIndexファンドに投資するタイプでしたので、ファンド・マネジャーが猫レベルの脳味噌の持ち主でもない限りは必ずリバウンドして戻ってきます。そして実際に戻って来て最初に書いたように今の時点で上に書いたような「成長」を遂げた訳です。

翻って日本ではどうかと云うと、自分の親父が国家公務員だった頃にそんな確定拠出型の個人年金にあたるようなものあったっけ?てな感じで、親父は確か退職金とみんなが貰う年金だけだったような気がします。ただ、親父達には国民年金の上に積みませるような文部省共済組合の年金が確かあったはずでして、(日本の公務員制度のこと全くわかってませんが!)かなり優遇されていたはず。

いずれにしても年取ってリタイアする頃に受け取る年金の額は普通にやっていればアメリカのほうが給料に比して遥かにデカイはず。そもそもが、投資という概念は日本人の平均的な人々には全く届いていないはずです。それがアメリカでは出来て何で日本では出来ていないのかと思ったら近年は日本にも企業では普通にあるのがiDeCo。使わない手はありません。

日本って投資教育したらアメリカ人より平均して皆リッチな老後を送れると思うんだけど何で「投資は博打」みたいな感じで対応するんですかね???タンスや貯金箱に金を投げ込んでおいても金は増えませんが・・・。

謎の投資倫理です。


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