2020年12月5日土曜日

はやぶさ2の快挙!凄いを通り越している。

2014年打ち上げの「はやぶさ2」無事に一旦日本に還ってきました。

52億キロの旅の途中でカプセルをオーストラリアのウーメラに落として再び地球を離れていきました。何という高度な技術かと驚くばかりですが、それも先代やその前からの小さな小さな失敗と成功の堅実な積み重ねがあってこその世界。  

前回、最初のはやぶさは「イトカワ」に、そして今回のはやぶさ2は「リュウグウ」から還ってきて長大な距離を更に旅するわけで、次は「1998 KY26」の観測を行うということですが、きっと成功してくれることでしょう。人仕事終えてまた更に遠くで一仕事とか、どんだけ働き者なんでしょうね。

今回のリュウグウのミッションの白眉はやはり微小重力環境での弾丸を使った表面の剥離と物質の採取。しかも今回の弾丸打ち込み時にはリュウグウの裏側に回り込んでその飛散から逃げた上でもう一度アクセスするという高度な技。何億キロも旅させた挙げ句のこんなチャレンジとか、電波の飛ぶ時差や自立運動のプログラムなどを考えても何だかクラクラと目眩がしてきます。

プログラムに関与するハードウェア及びソフトウェア・エンジニアたちの何と緻密な頭脳の持ち主達であることかと・・・。アメリカなどとは桁の違う限られた予算の中での高度な内容への挑戦はいつもの日本の研究開発の様子ですが、やはり世界の中で日本が果たした今回の天文学への大きな貢献というのはそのまま人類の知見の地平を外へ拡げた偉大な仕事となりました。

遥か彼方にある小惑星の表層下の地質をえぐり出して持ち帰られたサンプルは、惑星のそして人類の起源を解析する元種となります。この前のイトカワのときには目に見えないレベルの塵のようなサンプルからでさえ大量のハイレベルの論文が報告されました。今度のサンプリングでは大量のサンプルの持ち帰り成功が期待されています。

必ずやこれらのサンプルは世界中に配られて各地で夫々の哲学と科学に基づいた高度な解析を施され、更に大量の論文を産み出し人類の知識に深みを付けてくれることでしょう。

次の仕事の報告は11年後。俺生きてますかね?w

ところで今度の成功をリアルタイムで報告したのか?「みなさまのNHK」さん。前回もリアルタイムでの報道なし。桜を見る会とか元ボンクラ宰相とそのバカ嫁の下らないニュースはもう10番目くらいにしてはやぶさ2の実況中継をトップに据えなさい。受信料盗んでるんだから、それくらいしたら良い。


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