2020年11月30日月曜日

弟が肺炎になった

宮崎に住んでいる私の年子の弟が肺炎になったようです。

夜まったりしていると、7時半頃に親父から電話がありました。大体において、こんな時間に田舎の両親から電話があるなんて言うことは通常「望ましくない」事が多いのですが、実際にその通りでした。

親父によると夕方に施設から搬送されたその病院の主治医の先生が夜の8時に直接お話してくださるということで、親父が直接電話をしたようなのですが、結局受付の事務の方に、息子である私が内科医師である事を話してそちらのほうが説明を伺っても良いか?との質問をしたようです。

私はこんな時間にいくら緊急であるとは言え、このように顔の見えないシステムである電話で弟の病状、容態を尋ねるのは大変失礼で通常はあり得ない状況であることを説明したのですが、不安であることが電話越しにも伝わってきましたので、腹を括って失礼を承知でお電話させていただきました。

御電話に出られたK先生は体の不自由な私の弟のことをいつも診察してよく知っておられるようで、今回の肺炎に関してもその部位や性状、今後の治療方針などを電話越しに明瞭に説明してくださいました。改めて、老いた両親が己の次男の病状説明に関して説明を聞いても理解できない可能性に慄き、私にその質問をするよう依頼してきたことの非礼を詫びるとともに、日頃の丁寧な診療のお礼を申し述べ、今後の治療もK先生に一任することを改めてお伝えさせていただき電話を切りました。

直後に親父に電話を返して、私とK先生が話した内容に関して改めて噛み砕いて説明するとともに、このコロナの時代には安易なことでは病院に親族を見舞いに行くことも叶わない理由をきちんと説明しました。

親父としては説明を聞いて安心したらしく、「これで安心できる」等と云う謎の言葉を残して電話を切ったのですが、親なら本心としてはまあ当然というところでしょうか。少なくとも老いたオヤジの気持ちがこの説明で安らいだのなら少しは役に立ったかと己を慰める始末でした。

基礎疾患もある身体の弱い弟ですが、今まで何度も肺炎にかかったりしておりますので、今回もきちんと乗り切ってくれることを期待したいところです。今の時点ではコロナではなく、誤嚥性肺炎のようですが・・・。


2020年11月29日日曜日

西ベルリンの想い出・孤独死の話

私が医学部の学生だった頃、授業をガッツリとサボって二ヶ月間のヨーロッパ一人旅に行ったことがありました。

持っていたのは帰りのチケットと1000ドルのT/Cのみ。後は着替えのズボン一枚とシャツ数枚。細かいことは全て省略して書きますが、最初に降り立ったのは当時法医学教室の先輩が住んでいた西ドイツのマインツへアクセスするためのフランクフルト国際空港でした。

これまた全ての細かい事を省略してそのお宅へ到着した後の行動の第一弾として当時の東ヨーロッパをぐるぐるアテもなく廻るというものがありました。その移動の途中、乗り合いレンタカーというものがありまして、数人の人間が一台の車に乗って目的地へ向かうというシステムの紹介を受けたのです。

移動当日の朝、私とドイツ人の男性とポーランドから帰ってきたドイツで働くポーランド人のメイドさん、そしてもう一人の女性がいました。ドイツ人男性が運転手としてオペルをかっ飛ばしてAutobahnをベルリンへとひた走ったのですが、最終的にベルリンで降りて散会したときにその男性Frankと言ったのですが、彼から「もし泊まるところが見つからんかったら俺に電話せい。泊めてやるから!」と言われていました。

夜までいろいろ探したのですが、当時のベルリンには私のような当て所なくやってきた人間が素泊まりできるようなホテルなど何処にもありませんでした。仕方ないので駅にでもダンボールを敷いて寝るべい!と思ってベルリン中央駅に行ってさっさと寝ようとしたのですが・・・。寒くてとても寝られません。

オマケに2m位ある激ヤセの(ほぼ間違いなくAIDS末期)ジャンキーがドイツ語で喚きながら寝込んでいるトルコ人をガンガン蹴っています。スゲーなと思ったのは、このトルコ人のオジサン寝ていてガンガン背中を蹴られているのにグースカと鼾をかいて微動だにしません。ほとんど脳卒中の昏睡状態でもなければこんな事は無理だろうと思われるのですが、世界は広い。w

段々と人の間を渡り歩きながらこのジャンキーが金を出せといろんな人に言って回っているのですが、あいにく大学でのドイツ語はスレスレで通っただけですから何を言っているのかサッパリ解りません。最後には私のところに来てドイツ語で捲し立てるのですが私は英語で反応するともしかしてレスポンスが返ってくる可能性を考え日本語で「知らん。俺から金が欲しいなら日本語で話せ~。」とか言っていたら、ドイツ語で何事かを喚きながら起こって離れていきました。私の勝ちです。

とは言え、寒い寒い。やばい寒さだったので仕方なくギブ・アップして道中知り合ったフランクに電話した所「すぐに来い!」との有り難いお返事。若い者同士恐れるものも遠慮もありません。

彼はベルリン自由大学の電子工学科の学生でしたが、この大学はいわゆるドイツのエリート大学の一つでして、気さくな様子とは裏腹に優れた頭脳の持ち主だけが集う国際色豊かな大学なのでした。ところで、この学生が泊めてくれたベルリンの部屋の隣ではいわゆるMad Manが住んでいたとのことで、毎日毎晩おかしな声を出して四六時中喚いていたと言うんです。

ところがある日、突然声が聞こえなくなってしまったということで引っ越したのかなと彼は思っていたそうです。ところがある日隣の部屋にポリスが沢山やってきて、彼の部屋にもやってきて「隣の男が死んで大分経って見つかったんだけど君何か知ってる?」と質問してきたとのこと。真夏の部屋で腐っていたらしいのですが、彼には何も臭ってこなかったと言う話で、彼は静かになった理由に「なるほど」という感じで話は終わったというのですが。orz

実は彼とはいろいろとそれからもお世話になったり、面白いことも経験させてもらったのですが、それはココには書かずということで・・・。

まあ、とりあえず昨日孤独死の話を書いていた時に30年前のこの話を思い出したので、ちょっと書いてみようと思っただけです。


2020年11月28日土曜日

孤独死の激増

テレビでもネットでも80・50問題というものが存在していることを盛んに喧伝しています。

確かに引きこもりの自分の子供が50になっても未だ家で両親や片親の年金などをアテにして細々と「呼吸して食べて排泄するだけ」の生活を送り続けるうちに親が死にその脇で自活する能力も意欲もない老いた子供達は骨と皮になって死んでいくという悲惨なものが多くなっているようです。

悲惨なのは腐ったり白骨化した両親の年金が止まらないようにそのまま家の布団や押し入れの中に遺体を置きっぱなしにしてその家の中で生活していたりという異様な状況が展開されるわけです。子供が生きている途中で見つかれば未だ救いようもあるのでしょうが、玄関やトイレ、風呂場の浴槽の中で息絶えている老いた子供(多くは50~60代)が共に見つかることもあるわけで、一体いつその両親が亡くなったのか推定に困るほど古い遺体であることもあるわけです。

一言でいうと「無残」と言うしか無い状況ですが、これからも大量のゴミに塗れセルフ・ネグレクト状態になって外との関わりを絶った状況で亡くなっていく人間があちらこちらで続々と発見されるのでしょう。成長が終わった国家の最終フェーズで登場してくるとんでもない状況で、こんなインシデントが激増しているのかと思うと薄ら寒くなるばかりですが、実は自分の部屋の壁の向こう側で人が倒れているのが見つかる時代というのがやってきているのかと思うと暗い気持ちになってしまいますが、それも頻回になるとやがて皆それに「慣れて」くるのでしょうか・・・。

私の家も子供達は三人にいますが、兄弟姉妹の住む場所がお互い遠くに離れるのが普通の時代。しかも、我が家には自閉症の息子が居ますので、80・50問題というのは全く他人事ではないのです。知的障害のある子供の将来を誰にどう託すのか?少なくともその答えは娘達2人に任せるようなものではないと考えています。

全国に同じような状況で悩みその対策をとろうと、そして今とっている方々は山のようにいるわけで、己のことも去りながら残される子供達が不幸な余生を送らなくて済むように考える日々が続きます。


2020年11月27日金曜日

ヒカルの碁に熱中

アメリカに住んでいると当然のように日本での「流行り」というようなものには疎くなりがちです。

その範囲はニュースのみならず、人々の口に上っている流行りの言葉やドラマ、歌、本、アニメなど様々ですが、アメリカにいる間はそんな事がどうであろうと気にもしていませんでしたが、日本に帰ってくると事実としていろいろなものを見逃してる、知らないままで今の時代を過ごしていることに気づくのでした。

そのなかでも特に私にとって目につくのは本、映画、歌、アニメ等。アメリカにいる間は当然のようにアメリカで流行っているものに関しては良く知っていたし、娘達にも「良くそんなの知ってるね」と言われるようなことも耳や目には入ってきているつもりでした。

その代償として、日本のことはほぼ全く知らないままで過ごしてきたものも当然多いわけです。特にアマゾンやネット・フリックスで一昔前の日本のアニメがどかっと見られるようになってからは「ああ、これも」「あれも今アニメになってるんだ」何ていうのばかりが大量に並んでいます。

しかも、私のように何周も周回遅れの人間にとってはちょうど若い世代が、我々が幼かった頃のアニメやドラマを初めて視るのと同じ状況が再現される訳。しかも、それらのratingは既にある程度固まったものばかりですので、ある程度安心して視始めることが出来るわけです。

そんな中で今回視始めたのが「ヒカルの碁」なんですが、これが全部で70話以上あって既にアニメ状はとっくに完結しているお話になっているわけで、私のような人間には毎週次の話などを待つ事無しで最後まで突き進むことが出来るわけです。

今の所数日前に視聴し始めてあっという間の45話。ほぼ一年間分を数日でドンドコ視る事が出来るわけで効率良いことこの上なし。しかもCMなども当然のように入っていませんしね!

それにしても、碁打ちという人々の世界で繰り広げられる勝負の厳しさを一端であってもこういった形で世間が興味を持ってくれる形でアニメ化してくれる作者は素晴らしいものです。私自身はヘボ将棋しか打てませんし、やっていたのはこれまた麻雀ばかりで、特別な頭脳と努力を要する碁打ちの世界の真実などはとてもとても見えませんが、それでもこういった棋士と呼ばれるプロの碁打ち達の物凄い能力には驚かざるを得ません。

碁や将棋、チェスなどの盤上の世界では素人とプロとの間でまさに天と地ほどの差があることはいろいろな書物や映画で書かれ、表現されていますが、10人相手の勝負でもプロは尽く素人を叩き潰していくわけで、その能力というものはどれほどのものか素人には想像もつかないレベルなのでしょう。

以前、プロ棋士の米長さんがあっと言う間に150手以上の詰将棋の正解手をほぼ瞬間的に出したり、どこで闘った誰との盤面を当然のごとく頭の中で並べ直す様を見せつけられて「触っちゃいけねえガチのヤバさ」というものがある世界を感じたものです。

しかしなー、今のAIっていうのはその人達を完膚なきまでに叩くんだから何だか不思議な時代になったもんです。まあ、ともかくそんな事は脇においておいて、未だ視ていない方は「ヒカルの碁」を一度ご覧になることを強くお勧めいたしますぞ!(ルールを知らない私でもこれだけ愉しんでいますので。)


2020年11月26日木曜日

人の褒めかた

評価がないと報われないという人はごく普通で、しかもそれが殆どと言ってよいかと思います。

私は正直なところ他人にどう思われようが関係なく動く人なので、外からどう評価されようが口で言っているほどには気にしない人なのです。とりあえず褒められたり評価された言葉に対しては必ず感謝の言葉を返しますが、それで気分が高揚したりということも特に有りません。

「得意淡然」「失意泰然」というのを何となく座右の銘としているのですが、他の人からの評価はポジもネガも可能な限りサラリと流すようにしているので、ネガティブな言葉を私に吐く人が私を見れば所謂「ム・カ・ツ・ク」等という言葉がその人の脳裏を過ぎっているのかもしれません。まあ、私に悪意は有りませんが不徳の致すところというやつでしょうか。w

最近病棟で仕事をしていて大変忙しく仕事をしている人を見ていると、私はその人達に「褒める言葉」というのを探してその労をねぎらう事のできる小さなフレーズを投げかけています。しかし、果たして自分のかけた言葉が彼らの努力を十分に労(ねぎら)っているのか?と考えてしまいます。

私自身は物事の「説明」というのは比較的上手く出来る方だと思うのですが、人を喜ばせる・元気づけるフレーズというのは正直なところ出せていないような気がします。また、私だけでなく、更に上のポジションの人達などからもそういう「見えないところ」で頑張っている人達を褒めたり労ったりする言葉を投げかけることは組織において想像以上に重要な要素だと思います。

やはりそういう言葉が全くなければ、多くの場合人の心は疲れるのでは無いかと思うのです。この歳になってなんですが、やはり人を鼓舞するような、しかし落ち着いたフレーズというものを手持ちとして繰り出せないというのは情けない話です。

ポジティブな気持ちを引き出すための言葉を人に与えられないというのはやはり自分がそういった事になるべく無関係に生きてきたという自分の来し方そのものなんでしょう。今になって困っている私。だからと言ってこういった事の答えがネットに散らばっているとも考え辛いのですが・・・。

ここからまた頭を捻りながら、なるべく「然りげ無く」人に元気を与えるフレーズを作り出さなければ!


2020年11月25日水曜日

お笑い「裸の大統領」

恥の上塗りという言葉がこれほど似合うオッサンも珍しい。w

アメリカ合衆国の大統領と言えば良くも悪くも世界の中で中心的な役割を果たす国のトップ。技術的な進歩の中心も種々の概念の萌芽も近代においてはこの国からやって来ることが多いのは事実。そもそもが、多くのアイデアを持った人間が世界の果てから「われこそは」と集まってくる訳ですから、新しいものが生まれない筈が有りません。

そもそもアメリカという国はアメリカ人が作ったものではなく、世界軍とも言うべき国ですからね。人種、年齢、性別、宗教、国家、文化的背景等などの差異を全て乗り越えてアメリカという国へ全てぶっこまれて掻き混ぜられたアウトプットがアメリカの産み出すものです。別にアメリカという地で花開いただけでアメリカ産というよりも人類製という感じ。

そんな国の国家代表がアメリカ・ファーストと世界に向けて嘯き、国内に住む自分の支持者向けに「だけ」通じる言葉をalternative factとかfake news等というこれまた自分の支持者以外には呆れられ嗤われているのですがそれでも数を頼んでの強気な発言を繰り返す日々。

そして最近はもう「負け確定」の今回の大統領選でアチラコチラの州で即刻棄却かつ厳しい裁判官からのコメントまで付けて突き返される日々。これほど駄目な提訴も無能な大規模弁護団が何の証拠も示せずに次々勢いだけで「大規模不正投票の確たる証拠がある」等と大法螺を吹き続けるからなのですが、その中核たる証拠はどこにも・・・。

ある州のあるカウンティーでの詐欺扱いされたミシガンの案件などが精査された結果、なんとその名簿に載っていた人々はミネソタ州にいる人であり、しかも他の数値もメチャクチャ。投票人数の算出も間違っているし投票率の計算ももちろんメチャクチャ。w 国外の報道機関たるBBCに精査されてボコボコに叩かれています。

ドミニオンの投票マシンへの疑いもこれまた出鱈目、その投票動向を精査して報告したというエジソン・リサーチの報告書もそもそも存在していないというお粗末さ。だからと言ってその真実に目を向けようともしない閉ざされた情報空間に住む田舎の皆さんには真実など届くはずも有りません。

最近はFOX NEWSにも愛想を尽かされる始末。さて、この裸の老人どこまで転がり続けるのでしょうか。既に政権移行準備をしろと身内の共和党からも突き上げを食らっておりますが、どこか自分の支持者の多い州にでも引っ越しして、己のBanana Republicでも建国するのでしょうかね?

これから彼に襲いかかるのは種々の訴訟の嵐。彼がどれほど資産を食いつぶして国家や企業からの訴訟に対応し、かつどれほどそれに勝ち続けるのか楽しみです。ほらふき男爵の後半生の幕がもうすぐ上がります。


2020年11月24日火曜日

眞子さまは強く賢い

皇室の方々というのは「本当に」大変な生活をされていると思います。

基本的に個人の自由意志、特に成人後の個人の自由意志で種々の行為を決定する事が出来ないことはヒゲの殿下の頃から「誰もが知っている事」でした。戦前の神格化された天皇陛下に対する異様な表現規制は特高のクソ連中による愚かしい行為のみならずとも普通に行われていたことですが、これまた愚かな左翼の登場で国外における王室に対するような「皇室に対する中庸の表現」を行うことさえ極端に憚られる嫌な時代をこの令和の時代において今更に感じることもあるほどです。

そういう事に関して最も迷惑がられているのは間違いなく現皇后上皇后両陛下と今上天皇陛下でしょうが・・・。(そういった御意志を自由に表現するチャンスさえ奪われているとしか思えませんが。)

そんな中、先日、眞子様から以下のような手記が発表されました。

一昨年の2月7日に、私と小室圭さんの結婚とそれに関わる諸行事を、皇室にとって重要な一連のお儀式が滞りなく終了した後の本年に延期することをお知らせいたしました。 新型コロナウイルスの影響が続くなかではありますが、11月8日に立皇嗣の礼が終わった今、両親の理解を得たうえで、改めて私たちの気持ちをお伝えいたしたく思います。
 前回は、行事や結婚後の生活について充分な準備を行う時間的余裕がないことが延期の理由である旨をお伝えいたしました。それから今日までの間、私たちは、自分たちの結婚およびその後の生活がどうあるべきかを今一度考えるとともに、様々なことを話し合いながら過ごしてまいりました。私たちの気持ちを思いやりあたたかく見守ってくださっている方々がいらっしゃいますことを、心よりありがたく思っております。 
 一方で、私たち2人がこの結婚に関してどのように考えているのかが伝わらない状況が長く続き、心配されている方々もいらっしゃると思います。また、様々な理由からこの結婚について否定的に考えている方がいらっしゃることも承知しております。しかし、私たちにとっては、お互いこそが幸せな時も不幸せな時も寄り添い合えるかけがえのない存在であり、結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です。 
 今後の予定等については、今の時点で具体的なものをお知らせすることは難しい状況ですが、結婚に向けて、私たちそれぞれが自身の家族とも相談をしながら進んでまいりたいと思っております。 
 この度、私がこの文章を公表するに当たり、天皇皇后両陛下と上皇上皇后両陛下にご報告を申し上げました。天皇皇后両陛下と上皇上皇后両陛下が私の気持ちを尊重して静かにお見守りくださっていることに、深く感謝申し上げております。

上の文章は日経に掲載されてい全文ママの掲載ですが、文章から感じるのは29歳の賢く強い意志を持った女性の控えめではあるけれどまっすぐ前を見つめた人生の選択の上での堅い決意を感じます。

女性週刊誌を中心に事実か否かも全く検証できないようなゴシップが次から次に飛び出してきてはこの若い女性を傷つけてきました。皇室を不純なものから「我々のような誠実で純粋で美しい者達」が守ろうとでも言うような下らないオバハンの妬みの粋を出ないまさに老婆心に溢れた糞のようなお節介が波のように彼らを洗っています。

しかし、こういった醜い糞のようなバッシングは現皇太后陛下の時にもこれまたクソ週刊誌を中心に皇太后陛下の御両親をして心痛を通り越した痛みを与えるレベルの攻撃が行われた時と全く一緒。国体護持の錦の御旗のもと日本を地獄に叩き込んだバカ軍人達の精神の延長上で彼女の決意の邪魔をするおためごかし野郎共に天罰が当たります事を心より祈っております。

いかなる結婚も御本人達の意思のもとでしか行われないことは皇室の人間だからと言って制限されて良いものでは有りません。彼らも人間。戦前のように神格化された不可触の対象でないことは紛れもない事実です。我々日本人の多くが敬愛する「現天皇皇后両陛下と上皇上皇后両陛下が私の気持ちを尊重して静かに見守ってくださっている」ときちんと理解されているわけですから大いに結構ではないですか。

そもそも、言及された四人の陛下も世間や皇室関係者の大いなる反対を押し切って幸せを獲得した方々です。父上も民間からの人間を娶ったわけで、娘にだけは駄目だと言っても娘さんである眞子さまからは論破されてしまうのではないでしょうか。

確かに配偶者の家族がクソという事は良くありますが、そこを切り離して2人が幸せを築く事が出来ないと誰が言えるでしょうか?人は人生の選択においてたまさか失敗したとしても、それは許されないことなのでしょうか?そんな筈がない事はまともな思考回路の持ち主なら誰でも理解できるはず。皇室の人間だから人生の始まりから終わりまで金ピカの無傷の履歴に彩られたものでないといけないのでしょうか?

そんな「愚か」な事をほざく輩には歴代天皇と一族の歴史上の様々な人生ドラマを詳細に史実・伝記ともに読む事を強くsuggest致します。世界に誇る日本の皇室は戦前戦後の安っぽい神格化などではとてもとても語り尽くせない山あり谷ありの世界有数の物語を持っていますから。

私は眞子様がその決意のもとに自分の信じる人間を配偶者とされて労苦を共にされる事にたいして強く支持を表現したいと思います。ジジイやババアは己の明日の心配をしとれば良いのであって、他人である若い二人が良いと思った人生の選択肢にがたがた首を突っ込む暇があったらADLが落ちて家族や他人の世話にならないで済むように歩行訓練でもしとけってことですナ。

そもそもご結婚を批判をしているお前らは神の選択眼と情報を持った高貴な存在か何かか?ってことです。お二人には週刊誌やネットの噂などガン無視して前に突き進んでほしいなと思うオジサンでした。コロナの時代にサッと結婚されて明るい令和にして頂けることを望みます。可愛い子供さんが生まれて幸せにしている写真が出てしまえば、無責任の極みたる世間などは今のゴシップのことなど無かった事の如く霞のように忘れてしまいますから。


2020年11月23日月曜日

ソロ・キャンプの夢想に耽る

当直中にちょこっとだけ近所のコンビニに飯を買いに行きました。

よく食べるのはおにぎりとサンドイッチなんですが、今日は珍しく雑誌の並んでいるコーナーに立ち寄りました。するとそこにはMonoMaxのアウトドア特集号が並べられていたのです。ちょっと気になって手にとって見ると、何やら面白そうな記事が・・・。

今時のキャンプ用品のトレンドがどうなっているのかが気になっていたところなので、食べ物と一緒に買い込んで当直室でページを捲り始めました。アメリカのキャンプ用品群の値段と頭の中でざっと比較しながら「なんだか日本のは値が張るな~」などと思いながらじっくりと眺めました。

実際の所、名古屋から少し北に行ったり西側の三重、東側の静岡の方まで走っていけばあちこちにそれなりのキャンプ場があるようです。ただ、何というか人がワイワイいるのも何だかな~という感じなので、そういう感じの場所がベストなのか読んでみたらヒロシいわく「低規格」のキャンプ場が返って狙い目のようです。いわゆる家族が子連れで沢山来たり、大勢のドキュンの皆さまが傍若無人に振る舞わないような何でもガチっと揃った「高規格」な場所では無い所なんでしょう。

1人で自分のことだけ考え、自分の来し方を自省してみる時間。日常の右から左に仕事をこなしつつ「いろいろなことを考える時間」から自然と遠ざけられている事に気づかなくなっている事が自分なりに不味い事だなと思います。

いろいろなキャンプ道具を本やネットで眺めながら、週末はいつも必ず一日は当直が入ってしまっている私の日常。しかし、なんとかしてそういうサイクルから少しだけ脱出して「らしい場所」で近々ソロキャンプをしたいものです。

無理とは思わず必ず近々実現させると言う気持ちの維持が大切でしょう。何としてでも行くぞ!


2020年11月22日日曜日

若い人への行動制限の(現実的)難しさ

若い人達の行動制限を止めるのは本当に難しいと再び感じました。

実はポケモンGoをしている時に相手がどんなポケモンをゲットしたのか見る事が出来る部分がありまして、そこにその直前に自分とポケモン・フレンズとしてプレゼント交換をしていくれる相手のマークの右側にそのゲットしたポケモンが見えるのです。(ポケモンGoしてないひとには何の事かイマイチ解らないと思いますが・・・。)

私も機会が有るとそこら辺の「ポケモンやってそうな人」にそれとなーく尋ねてはポケ・フレになって貰っているんですね。ところが、院内でなって貰っている女の子の1人の欄の横に「地域限定ポケモン」としてサニーゴというのが出ていることを確認してしまいました。

これって、通常日本では「沖縄限定」と思って良い分布を示す南国のポケモンなんです。しかもこのサニーゴを見せている女の子、ダイビングが好きらしくて以前から妹さんとちょくちょく沖縄に潜りに行っていると言っていたんですが・・・。

いろいろな事を併せて考えると、どうやらこの連休に沖縄に行っちゃってるみたいなんですね。国が推し進めるGotoキャンペーンのことは一昨日書いたばかりですので、何度も言いたくはないのですが、国家がお墨付きをつけて人を動かしているわけですから彼女に非は無いと言いたいところなんですが、医療従事者であれば可能な限りそういう対人口比でコロナの感染者が濃厚なエリアには行って欲しくなかったですね。

とりあえず沖縄は東京都並んでダントツです

とは言え、院内の他の若い看護師、ヘルパーなどの動きを見ている限りではやはり、XXに行ってきましたとか、あっけらかんと普通に話している状況ですので、おっさんおばさんの意識低い系は別としてなかなかその行動に制限をかけるのは難しいのかな・・・。

我々医師としては、院内にも当然のごとく無症状感染者が居るという前提で計画立案をし行動をとっているわけですが、それでもこの様な形で入ってくる可能性にブーストをかけられると少し脱力してしまいますな、正直なところ。やれやれです。


2020年11月21日土曜日

今年のインフルエンザ感染者はどう動くのか興味深い

もし、インフルエンザと同じ傾向を示すようであれば今度のコロナも多分1-2月がピークになるはず。

もっとも、コロナであろうとなかろうとウイルス性の感染症というのはこの時期には自然と流行っていて、単にインフルエンザのキットで検出されていなくてもインフルエンザ、若しくはそれと同様のウイルス性感染症として治療の対応を取るなどということはごく普通のことでした。下にあるグラフが、いつもの名古屋におけるインフルエンザの発生届け出表ですが、2019年はボコッと発生が「抑制」されています。まさにマスクと三密回避行動の賜物でしょう。

今のところはまだほぼゼロ!
今年は今の所「ほぼ例年通り」で、発火するにしても「まだこれから」であって、どんなに遅かろうとも1月の半ば過ぎには今年のインフルエンザはどうであったかをレビュー出来る感じです。ただし、今年はここに去年以上にコロナの関与がありますので、このカーブがどう動くのか?という壮大な実験が行われる年です。

今年の動きを見ていれば来年の動きは多分かなり高い精度で予測できるのではないかと考えます。しかし、ここにも「但し書き」が入るんですよね。それは新型のワクチンの登場がこのカーブに何を加えるかというもの。現時点では数社からのリポートで既に「9割以上の奏効率を示した云々」などと希望的な観測が述べられていますが、まだまだ副作用や追加接種の有無を含めわからないことが多すぎます。

科学を信じて希望はそのまま持ちつつ、静かに次の事象の推移を待つことにしましょう。


2020年11月20日金曜日

そもそもの無理筋「Gotoキャンペーン」

ガースーがGotoキャンペーンを続けたい切実な理由はわかります。

しかし、この時期のウイルス感染者の増大は「冬季」というキーワードだけでも増加する事が理解されていたわけで、科学的根拠としてのGotoキャンペーンがそれに何らかのブーストをかけるか否かは明確に数値化されてはいないものの、実際に外に出てみれば前回第二波を抑えようとしていた時の国内の整然とした静粛さとは全く異なる様子が看て取れるわけです。

良いワクチンが出来るまでは不要不急の外出は控えましょう」という、現時点では最良と思われるコンセンサスを多くの人に理解させるためにはGotoキャンペーンなんてのはそもそも無理筋のアイディア。特にそもそも三密なんかを守る気のない連中をガッチリ抑え込むための第一防衛線は言葉による抑制のはず。しかし、政府はアクセルとブレーキを同時に踏むよな事をやらかしていますから、正直見ているこっちとしては「馬鹿じゃねーの?w」となる訳です。

あちらこちらの病院でコロナ対応用の病床が次第に逼迫しているという状況が報告されていますが、日本医師会も遂に官邸に忖度することなく「Gotoヤメレ!」と言うのに等しい宣言を怒りの籠った感じを醸し出しつつ強い調子で発言しましたね。まあ、十分に遅いくらいですが・・・。

人が交わることで感染者が増大するならば、その交わりを政府が奨励するということはそもそもあってはいけない事でしょう。飲食店、宿泊業者、観光地、観光運輸業者も含めて大変ですし当然の如く医療従事者も大変ですが、アクセルとブレーキは同時に踏んで良いものではないのは誰の眼にも明らかなはず。

リモートでの仕事法の更なる開発と普及を行うことで社会の仕組み自体が変わる時期に来ているというのがまさに今だと感じます。アメリカで再び新しい仕事を始めた長女に話を聞いてみても「大変にefficientで素晴らしい」と言っています。しかも自分で自由に休憩も入れられるし、効率良く自分で仕事内容を組み上げてしまえば余った時間は寝ようが本を読んでいようが大学院の勉強をしようが構わないわけで、家にいながら仕事も勉強も完結するわけです。

こんな新規感染症、これからも必ず出てくるのは前にもココで書いたように必然。人間の活動範囲が広がっていれば、今まで有り得なかったような場所から引っ張られてきたウイルスが変異を重ねながら、飛行機に乗る人間を通じて地球全体にあっと言う間に拡散するようなことが何度も有るでしょう。願わくはそれが物凄い致死性を持ったものでないことを祈るのみ。

政府はこの手の感染症対策において種々のレベル別のstandard procedureを確立しておかないとこれからも後手後手になりますな。感染症のタイプによっては厚労省の役人の首が飛ぶだけでは済まないことは明白で、人の命が大量に消えることになりますからね。

何れにしてもガースーが自らの口で直接「Gotoキャンペーン感染が落ち着くまで中止」と一言言わざるを得ないでしょうな。


2020年11月19日木曜日

働き方改革していない私の病院

やっぱり内科医が足りませんね。

どんな病院でもすべての診療の基本は内科。私の病院では最近、常勤医師の一名が非常勤に移動しましたので私の所属する内科の負担がググーッと上昇しています。

平日の一日の勤務時間中、こちらが受ける電話だけで自分が院内にいる時にかかってくる電話は最低でも30回。今、用件を終わったと思って電話を切るとその瞬間にもう電話が繋がって次の用件に対するコンサルが有るという感じ。

次から次にかかってくる電話の用件を聞き続けながら立て込んでいる時は「今すぐ解決せないかん問題かな?」等という短い質問を投げ返したり、「この後で行きまーす」とうフレーズで電話を切り返さないといけないことも結構あります。それほどに用件が立て込んで次から次に質問、依頼、緊急報告、緊急招集等の電話がかかってきます。更にこの中にミーティング、家族への説明、患者さんとの会話と診察が入ってくるわけです。本当に分単位で移動しながら用事を片付け、次の優先順位を入れ替えながら仕事を続ける毎日です。

更にこれに加えて行政への対応が入ってくることも良くあります。もちろんこれには週三回の外来対応や他科への応援診療、新患さんの受け容れの時間は入っていません。正直なところ、看護師さんが「忙しい忙しい」と言っていても「俺の横に1日付いてみる?」という言葉を投げかければきっと黙ると思うのですが、それも野暮天の極地なので決して言いませんが。w

そもそも「忙しい」という言葉は基本的に二流の発する発言と心のなかで極め付けているので、(発想の改革が必要ですね!)その重なってくる山のような仕事に対応できない己は「修行が足りん・工夫が足りん」と考えがちです。とは言えな~、最近の忙しさは過重労働じゃねーか?という気がしますが、それでも患者さんの命の事を考えるとやっぱり自分の時間を削るということを優先してしまう昭和の人なのでした。

労働時間という意味では看護師さん達は週休二日で仕事を回していますが、医師はと言えば・・・精神科医も含めて働く人間は働き、働かない人間は徹底的に9時5時ですね。しかもその連中、休み時間は長く長くとり、間にはPC上で将棋をしたり碁をしたりネットを眺めたり。良い御身分です。まあ、どこの世界でもそんなもんでしょうが。

一体何時になったらこのサイクルから抜けられるのか?もう2人くらい内科医が入ってくれないかな~。


2020年11月18日水曜日

猫をアメリカに連れて帰ると言い出したアホな次女

いつも通り我儘でアホな次女ですが、今度もまた勝手なことを言い始めました。

そもそもアニマルシェルターから自分の意志で「レスキュー」するということで飼い始めたアメリカン・ショートヘアーの我が家の猫ですが今は日本の私の親父の家で親父が誠心誠意心を込めて飼っております。性格丸出しの過剰なまでの猫のケア。親父らしーなーと、息子の私も感心するほどです。

さて、この猫がアメリカから必死の思いと沢山の長たらしい過程を経て日本に連れて帰られた経緯はずっと昔ここのブログにも書いたのですが、せっかく連れて帰ったこの猫も長男が猫アレルギーということが判明してその皮膚疾患の改善のために親父に頼み込んで迷惑承知で引き取ってもらったもの。それが今では愛情いっぱい注がれて元気に宮﨑の田舎で生活しているのです。

ところが、今回またもや次女の勝手な発想で再びもどるアメリカでの学生生活をこの猫とともに過ごすと母親に切り出したようで、それを母親が許したとは次女の弁。ペットを飼い一緒に生活するということはまさに家族の一員として命を絶やさないように大切に飼ってやることですから、大学生活中に容易に家をあけることなど出来なくなることは自明のはず。果たしてそこの点に関してどれほど理解しているのか正直なところ不明です。

また、私から見ると今現在の宮崎に居る老夫婦にとってはこの猫を世話して飼い続けるという行為自体が一つの「生きる糧」になっているような気がするんですが、今回の猫を老いた両親の生活サイクルから取り上げるという行為がその「生きる上での生活のハリ」というものを大きく削ぎはしないかと心配しています。

まあ、何れにしても今回の米国帰国では飛行機の旅客席に猫を連れて乗り込むことの出来ない航空会社を選んでいたために次回の帰国時にそれを行うとのことですが、果たして?気まぐれな次女のことですからどこまで本気にして良いいのやら。

まあ余計な話ですが、私自身は今家に居る犬よりも猫のほうが好きです。犬と猫どっちが好きなんていうことは今まで考えたこともなかったのですが、実際飼い始めたら猫のキャラのほうが私には数段合っているということが理解できました。自分勝手で気儘、好きな時に好きなことをする癖に時々勝手に甘えてくる・・・。

あれ?こうやって書くとなんか次女と猫って似てるような?w


2020年11月17日火曜日

クリーニングでも落ちない汚れ

最近「失敗したな~」と思ったことに白衣の汚れ落としがあります。

基本的に白衣は一年中4着程度の自分の物を着回しているのですが、一時期院内のリネンのおばさんに洗濯とクリーニングをするのを怠ってしまったところ襟首に汗染みが付いてしまいました。最初の頃は「あらら」くらいに感じていたのです。

何故ならこの程度の汚れは簡単に取れると思っていたから・・・。ところがところがでした。一旦明確な汗染みが付いてしまったら、リネンのおばさんに頼もうとも、特別な石鹸でつけ置き洗いしようとも無駄。ヨッシャそれなら!ということで専門店にお願いして白衣の値段自身の半分程度の出費を行って汗染み抜きにチャレンジしてもらったのですが、返ってきた結果はと言うと「金返せ!w」というレベル。

All aboutを読んでみると、「夏服で気になる汚れといえば、襟袖や脇につきやすい「汗染み」。時間が経つと「黄ばみ」に変わります。これは汗に含まれる皮脂などの汚れが時間とともに酸化し、変色したものです。一見汚れなどなかったように見えるかもしれませんが、通常の洗濯だけでは落としきれなかった繊維の奥にある汚れが、何カ月も置いておくうちに黄ばみへと変わってしまうことがあるのです。」と書いてありますし、その後も最もしつこい汚れに対しては「煮込み洗い」という方法もあると書いてあります。

本当は毎日毎日白衣を洗ってローテートさせれば良いのでしょうが、なかなかそうもいきません。もう少し自前で購入する白衣の数を増やしてリネンのおばさんに毎日渡すと良いんでしょうかね?

私の場合、スーツを着ることは年に一回もありません。精々のところ法事での着用くらいでしょうか。会社員にとってのスーツが医師にとっての白衣。スクラブを着るという代替案も有るのですが、やはり白衣が一番私には「着心地」という意味であっている感じです。

もう少し良く考えて次の一手を指そうと思います。

それにしても、もう少し同じ様な状況の方で良い知恵をお持ちの方がおられましたらお知恵を拝借したいところです。どうしたもんでしょう?


2020年11月16日月曜日

トヨタがなくなる日

愛知に住んでいて時々ふと想うことがあります。

実に他愛もない空想なのですが、もし愛知県からトヨタが無くなるような事があったらどうなるんだろうというものです。名古屋に住んでいると素晴らしい福利厚生の充実がありますが、それもこれも間違いなく大企業群からの潤沢な税収のおかげです。

名古屋の少し外のみよし市なども、トヨタの隣りにあって何もないようにあって実は種々の企業の工場やロジスティクス(多分多くはトヨタ関連)が軒を連ねていてやっぱり結構市としては贅沢できています。

ところがよく考えてみると、こういうのは炭鉱町と一緒でその産業が廃れると街自体が成り立たなくなるのは日本中、世界中の鉱山で歴史的に証明されているわけです。大きな産業といえば例えばアメリカであれば今ではラスト・ベルトと呼べれる州のある街々にあったUSスティールやベスレヘム・スティールのように超巨大かつアメリカや世界の種々の需要を賄っていたのですが、今や見る影もありません。あってもなくても構わない程度の規模であったり、消えてしまったり・・・。

20世紀初頭にそんな事を考えたアメリカ人がどれほどいたでしょうか。同じことはアメリカの自動車産業でもしかり。実際は数多くの自動車会社が栄枯盛衰の末に合併吸収や倒産で消えていっています。GAFAMが今は世界を席巻していますが、長いスパンではそれがどうなるかも将来はわからない。驕れる者久しからずです。

愛知ではトヨタに勤めている人と結婚するのは安定を得るための良い結婚だというのが看護師さん達が私に囁いてくれた話ですが、例えば電気自動車が大量に走る時代になった時に大幅に減った車の部品のうち特に機械関係の部品に関して言えば衝撃的な減少が起きるでしょうし、その変化に対応できない若しくは不要となった会社はどうやって生き残りをかけるのか。そしてトヨタ本体は?実はトヨタの中の高いポジションにいる人達自身がその危険をもっとも肌で感じているのかもしれません。知りようもありませんが。

実は今日こんなことを書くきっかけになったのはイーロン・マスクのSpaceXが作り上げようとしているStarlinkの記事を読んだからです。劇的で冒険的な速度で想像可能な限りの技術革新を自分で手繰り寄せて「自分で未来を作ってしまう」タイプの人間の挑戦を果たして変化を好まぬ、調和大好きな日本人がどれほど防衛し切るのか大変心配しているのです。

人口も減り勢いも無くなっていくであろう日本にどれほどの抵抗力が有るのか。教育と人間の意識改革は喫緊の問題だと思うのですが、内向きに縮こまろうとする日本人が増え続けるようであれば、その過酷な運命を受け容れる日まで100年もかからないのかもしれません。

その時名古屋という街はどう変わっているのでしょうか・・・。


2020年11月15日日曜日

多国籍「たこ焼き」軍

一体全体どうなったらそういう構成になるんでしょうか。

娘が駅前のたこ焼き屋でバイトをしているのは以前ココでもちょこっと書きましたが、結局は1月ごろにはアメリカへ戻ってしまうということが前提で働いておりますので、実際にたこ焼きを焼く仕事まではさせてもらっていないそうで、いろいろなものを準備したりするのが仕事なんだそうです。

まあ、それはそれで良いんですが、このお店で働いている人間の国籍を聞いてみると何とほぼ日本人と言える人はいないという話で、今時の日本の「small commerceの実情」というものを垣間見ることが出来ます。

なるほど~と感心したのですが、前線でたこ焼きを焼き続けるのはベトナム人の男性二人。バックヤードではロシア人が1人ととアメリカ人である次女が働いて種々の準備と接客。そしてオーナーは韓国人とのこと。日本人が登場してきませんが、実際のところこの人達は既に日本人としての国籍を持っていたり、日本に永住していたりとかそういう形で日本に何らかの溶け込みと関与をしているわけです。

これって、まるでアメリカそのものですよね。そこら辺のコンビニや店でも第一世代や第二世代で結構明確にそこの国が出生国でない人達の苦闘から始まってやがてはその国に溶け込んでいく様子はソックリです。

人口が減っていく今の日本、結局は知恵も力も日本のオリジナルとの上手い融合を経て変化していくのを受け容れること次の新しい日本を作り出す方法論だと確信しています。そもそも仏教にしても、外国からの新宗教。有力ファミリー同士の生死をかけた激しい闘いを経て最終的には日本のものへと変容していった日本。その知恵と知識は日本人により咀嚼・解釈され、あたかも日本土着のものであるかの如く変化しました。

それが今の日本にできないはずも有りません。純粋なものなど世の中にまずどこにもないのです。適者生存。結局その一言に尽きると思うのです。

近所のたこ焼き屋から考えた日本の今後の生き様の提案でした。w


2020年11月14日土曜日

お笑い社会党

むかしむかし、そのまた昔「社会党」という党がありました。

結党して既にに75年とのことですが、一時期は「山が動いた」というセリフを作るきっかけとなったLand slidingともいうべき、劇的勝利を見せたこともあった社会等ですが・・・ズーッと3人とか2人とかいうマイクロ政党になるまでの道程は急激なものでした。

そして今回、遂に党が分裂して1人!にまで減ったのです。w 

歴史のページを捲ってみると、私の記憶に残っているあたりでは良く親父が夕方に観ていたNHKニュースに名前の出ていた石橋政嗣あたりからでしょうか。次が飛鳥田委員長かな。他にも土井たか子、田辺誠、横路孝弘、山花貞夫、仙谷由人、岡崎トミ子、赤松広隆、輿石東等の名前が出てきますが、まあ、こうやって私の知る限りの社会党の人間を羅列してみても本当に「どいつもこいつも」というような連中ばかりで、本当にお前らときたら・・・と溜息が出そうです。

何時まで経っても時代が見えず、党内の派閥争いとイデオロギー対立でしか世の中を見ることしか出来ない60年代的脳内回路の皆さん。そら幾ら労組の支持があろうと、その労組自体の存在理由の縮小と消滅が続いているんですからそもそも支持母体自体が消えちゃうと言う時代の流れ。

更に決定的なのはこの党が北朝鮮の思想を支持し、その党から支援を受けていたという誰もが知っている破滅的な関係性にある時期から日本人が普通に気付いてしまったことでしょう。そんなテロを扇動する拉致国家に操られる売国奴政党が日本人に一票を入れてもらっていたということ自体が本来は「ありえない話」ですが。

最後に1人党員、1人党首という漫画のような状況を作り出した福島瑞穂。恥ずかしながら同じ郷土の出身です・・・。私の親父と同じ高校を出たあと(私の親父は紛うことなき劣等生w)東大法学部卒出てますが、1センチ前の現実が見えないアホです。orz

それにしても驚いたのは社会党の党のマークがあのグラフィック・デザイナーの和田誠の手によるものだと知ったことでしょうか。(社会党自体なんて今時全くどうでも良いことなんです。)和田誠も昨年肺炎でお亡くなりになっていますが、草葉の陰で今回の茶番と党勢の衰退、消滅をどう思われていることでしょう。


2020年11月13日金曜日

第三波が一番大きいだろうな・・・

結局の所、間違いなく第三波が来ました。

この前も書きましたが、この冬の波の立ち上がりはやはり大きい。しかも今回の波の大きさは前のときよりも大きいという気がします。一番イヤなのは検査システムが充実してきている最近のCOVID対策において、陽性率の上昇がジリジリ且つコンスタントということ。こういった現象は全く喜べるものではありません。今後の展開を占う上で、いわゆる「不気味」な数字ですね。

街を歩く多くの人々がきちんとマスクをしていようと、政府の経済対策GoToEatキャンペーンが感染者達を街の真ん中に展開しGoToTravelキャンペーンが、県をまたいで感染者達をかき混ぜて来るわけですから世話ありません。経済と感染というどっちつかずの展開を結局は国民の税金を使って一時的に凌いでいるだけですけどね・・・最終的には今使っている金は税金の先走った使い込み。

さて、今回のCOVID、結局は空気感染ではないと言われていた当初の考えは次第に「空気感染エアロゾル感染と考えないと無理がある」というふうに変わってきていると考えます。クラスターの発生もやはりエアコンなどの空気対流によってかき混ぜられたウイルス粒子が上に書いたような流れで拡散していると考えるとクラスタの発生等はかなり自然で納得がいきます。

今回、この一ヶ月間にどこまでこの波の勢いを抑え込めるのかが正月前後にやってくるであろう更に巨大な勢いを占うことになります。アメリカではほぼ毎日のように一日の新規発生患者数の記録を更新するような状況。アメリカはアメリカで苦難の道を歩むことになるでしょうが、日本は日本で独自にかつ地道に対策を続けなければなりません。

私の耳にも実はいろいろと噂が流れ込んできていて、すでに「XXの病院で患者が出た」などという話が実しやかに流れてきます。自分自身の病院がそうなる日があるかのないのか、まさに神のみぞ知るという状況になってきました。

本当に面倒な相手です。


2020年11月12日木曜日

栄養課で衝撃を受ける

今日は患者さんの中心静脈栄養のラインをとった後に栄養課の女性とすれ違いました。

その時に彼女が「今度新しく入れる入院患者さん用の何種類かの補助栄養食食べてみます?」と言われました。今まで何回かこういった「新規導入食の試食役」というのを何回かやったことがありますので、二つ返事で引き受けて栄養課の患者さん教育時の指導室に入っていきました。

そこには初めて入ったのですが、見慣れぬジュースの缶やペットボトル、そしてインスタント食品類の空きサンプルが大量に並んでいました。更にその前には不思議なことに白い小さな粒の入った透明の空き瓶が一つずつ並んでいたのです。

しかもその瓶の中の白い粒の量はそれぞれ異なるもので、それぞれにラベルが貼ってあってキロカロリー数と炭水化物と同量の砂糖が中に入って居るのでした。それを見て驚いたのはその砂糖のボリュームでした。見てほとんど「唖然とする」という表現が適切なほどの大量の砂糖が入っていたのです。

勿論、コーラには角砂糖XX個分の、とか缶コーヒー飲料にはXX個分とかの荒い情報は知っていたのですが、実際にその瓶の中に詰めてある砂糖の実際の量を見ると「俺はこんなに大量の砂糖を何も意識せずに飲んでいたのか・・・」と言うほどのものでした。

コーラなどの清涼飲料水は勿論避けていたのですが、今回腰を抜かしたのはカルピスでした・・・。正直、このボリュームの砂糖を当直中に日本も飲んでいたのか?というほどのがっくりボリュームの砂糖・砂糖・砂糖。

今回のちょっとした見学で私は実際の目の前で教育をされる糖尿病や肝硬変などの患者さん達の気持ちが解ったような気がしました。やっぱり教育は大切ですね。衝撃を与えるというのは最も記憶に刻み込む適切な方法かもしれません。

ああ、それにしてもカルピスが・・・・。


2020年11月11日水曜日

PS5が手に入る訳がない!

この前ふとした事がきっかけでPS5のことが気になり始めました。

よう考えたら・・・そろそろクリスマスセールが始まるけどPS5はどうなってたっけ?ということでウェブサイトを訪れたら、最初はなんと抽選販売。それもとうの昔に終わってるし。w しかも、抽選の倍率は100倍!とかいう話も聞こえてきますし。

まあ、そんなことだろうと思ってましたのでそれ自身には何という感想もなかったのですが、問題はその後です。今ふるさと納税で2年ほど前に手に入れたPS4のセットが有るのですが、実際のところ全くゲームをしておりません。全く。

しかし、今度のPS5なんだか凄そう!ついに夢のレベルの画像や性能ローディングスピードが達成されそうです。いわゆるノン・ストレスで遊べる世界の到来ですね。ローディングの瞬間にカサカサというディスク音とともに数秒待って次の世界へ~と言うようなことがこれからは無くなっていくのがデモ画面を見ていると解ります。

そもそも今日くらいから実際にプレーをし始めている人が居るはずですから、直ぐにYoutube上にはもっと大量の実動プレイ動画が上げ続けられるはずです。しかもディスクレスというのが今後の基本になるのは間違いないところですから、ディスクレスのシステムを購入して遊ぶというのが間違いないと思われます。今時もうブルーレイも何もあったもんじゃありません。全てはシリコンの上で完結してしまうことになると思われます。

まずやるとしたらもう少しオジサンに優しい系のRPGとかラリー、グランツーリスモ系のレースゲーをダウンロードしようかな?と思ってます。

しかし、そんな話をしていたところリハビリ部門に勤めているガチゲーマーのお姉さんが「先生、初期ロットはいろいろ壊れたり問題でますよ~、もう少し待ったほうが良いんじゃないですか?」と一言。まあ、それも一理ありますし、どうせゲームなどする時間など殆どありませんから焦る必要もないのですが・・・。

画像の処理速度が早くなることでVR酔いが無くなってくれることを期待しているのですが、どれほどの実力があるのか興味津々です。とは言え、一体何時になったら潤沢にモノが供給されて変な転売野郎たちが暗躍し無くなるようになるのでしょうか。何れにしても任天堂スイッチのような何時まで多頭が供給不足っがなくならないなんて事にならないことを祈っております。


2020年11月10日火曜日

バイト先の病院の先生の知識を使う

週一回のバイトで在宅診療に行っていることは何回過去のブログでも書きましたが、実は私にとって良い心の休息になっています。

何と言ってもいつものメンバーと異なる人達と出会っていつもと違う雰囲気で仕事ができるというのは心のリフレッシュメントに大変宜しいです。肉体的には疲れても間違いなく今の私には必要な一日だと感じています。だからと言って、常勤の先生のように毎日が訪問診療というのは正直言って逆に心が疲れるのも事実。(実際のところ訪問診療の常勤の先生というのは殆どの場合、一つの病院や施設での長い期間の勤務はあまり無いというのが実情で、他の病院のお話を別の先生に伺っても、似たりよったり。特に若い先生ほど移動を繰り返すというパターンは多いように感じます。)

こういう病院では、医師は基本的に経営者のリクエストのままに右に左に出動せざるを得ませんので、鵜飼いの鵜と一緒でして、それが嫌になって限界点に達したら次の仕事へ・・・という人が多いのです。

ともあれ、こういう在宅の病院には各科のスペシャリストが週1から週2回程度のバイトとして三々五々集まって来ていますから、日頃自分の病院で日常診療をしている時にその科の先生が捕まらなくて困っている患者に対する「専門家の視点」から見た時のその疾患やデータの解釈、今後の治療方針、今大きな病院で理由があって使われている最新の治療法や治療薬などのアプリケーションの可能性などを次々に伺うことが出来ます。

また、時と場合によってはその先生の勤めるその科にその先生宛に紹介状を出して患者を紹介するなんて言う裏技も簡単に使えたりします。

お話していて常に感じるのは教科書には書かれていない裏の情報やデータ解釈上のピットフォールとも言うべきいくつかの大切な注意点を自分の経験した実例を上げながらスラスラと教えていただけること。本当に金銭では代えがたい素晴らしい情報源だといつも感じます。

今後もこういった先生方とは連絡を取り合ってきちんと継続的な己の日常診療能力のレベルアップに応用していきたいと思う毎日です。医師という職種のくくりはありますが、専門レベルの異なる異職種混合というのは医学知識の拡がりが広大になった今の時代、本当に有り難い世界ですね。



2020年11月9日月曜日

立つ鳥跡を濁しまくり

白旗の上げ時を間違えるとどんな事になるか75年前に苛烈な体験として知らされた日本人。

敗者の美学と言うまでの事は有りませんが、今アメリカで最もみっともない負け方をしている男がみっともないエンディングを迎えています。この男のことを世界中のメディアがココぞとばかりに揶揄しているのですが、オーストラリアのメディアは以下のように書いています。

曰く「現実以外の全てのものにしがみついているちっちゃな手」w。なんというキャッチーなフレーズでしょう。この男の今の様子をズバリ表す素敵な表現ですね。
しかし未だに国家の元首のはずなのですが、未だに表に出てこずに2日連続でゴルフをしてるとか、どう考えても老人の現実逃避以外の何物でもないと思うのですけれど・・・。

晩節を汚すという意味では元NY市長のジュリアーニもこのとんでもない男の弁護士に付いたことで、今迄の業績も全てぶっ壊す碌でもない晩年になってしまいましたね~。警察改革によるNYの治安の劇的向上やテロ後のNYの復元等で世界中の人々にヒーローとしてもてはやされた時はもう遠い遠い昔の話になってしまいました。

家族の中ではまだ息子を中心に徹底抗戦を唱えるごく少数の身内を除けば皆が距離を取り始めているという話。当然ですが。実際のところこの男について行って良い事なんてな~んにもないと思うんですが、勝ち馬を見る目がないんでしょうね。

既にバイデン側は政権移行チームを立ち上げ仕事を始めている状況。政府側の機関はまだ勝者確定せずとして機密へのアクセス権などを与えていないという事なのですが、愚かなことです。首寒くなっても知らんぞ~。w

世界各国の政府代表も様々な方法でバイデン氏にアクセスして祝意を伝えているようです。サッサと去ね!Small hands!


 

2020年11月8日日曜日

病院はこれからますます潰れる

厚生労働省の誘導で医療業界というのは如何様にも変わります。

厚労省は医療費の総額を絶対に下げたいのは当然。そもそも医療費というのは年々歳々増加していますが、実はその増加の中身というのは高齢者の人数に比例した分にかけ合わせたほぼ正比例の増加分とググッっと盛り上がっている増分が有るのです。その増分の部分は実は高度医療の部分なのです。そう、例えば1バイアルが50万とか、一回の注射が数万円するとかいう先進的な薬品を使った治療費が大きくブーストをかけているのです。

勿論、創薬というのは物凄い博打打ちと同じことですから薬が出来るかどうかなど本当に最後の最後までわかりません。論理的には上手くいくはずのことが細胞実験でも上手くいって、小動物や大型動物を使った実験でも上手くいって、人をターゲットとした小規模実験でもそれほど悪くないと思われる結果を出した薬が次のステップで深刻な副作用が見られた為に大どんでん返しで店仕舞い。数百億円が水疱に帰すなんて言うことが毎年どこの製薬会社でも起きていると考えて良いでしょう。

さて、翻って医療業界。今回のコロナの件に関わらず多くの病院で利益の大幅縮小や倒産が発生しています。大きな病院で医療法人XX会等というようなところは倒産すると目立つ形で医療業界のニュースで発信がなされますが、医院や診療所レベルのところはまず表には出てこない形で終了、廃院などということになりますのでその詳細な実態を知っているのはm3などの会社や厚生労働省くらいでしょう。それでも確実に今回のコロナの波は大きな影響を与えています。(厚労省は腹ではこの波による医療機関縮小を絶対に喜んでいるハズ!)

患者の数が減っているとは思えませんし、実需という意味では入院要請は引きも切らないのですが、それをケアする側の人手不足はかなり深刻で、人手不足倒産などというのは別に製造業やサービス業のみならず、医療業界にも確実に忍び寄っていると思います。

儲かるのは人材斡旋業などというのは医療業界でも確実に同じ構図です。はい。

これから団塊の世代が死滅していくまでは(表現が直截で申し訳ないのですが・・・)「暫くは」この状況は継続するでしょうし、ケア・テイカーの方であるヘルパー、看護師なども「暫くは」人手不足でしょう。

しかし、大規模病院はやがて間違いなく階段状にドン・ドン・ドンと規模を縮小していかないと、気付いたときには身動きがとれないまま頓死ということになっているような気がします。その差を決めるのは経営者の才覚なんでしょうが、決断の遅い人間、未来を読めず過去にしがみつく人間が頭を取る医療機関には引き続きこれからも過酷な運命が待っている可能性があります。まあ、これは会社と同じですね。図体がデカイ分だけ倒れる時の音は大きく周りの迷惑も随分大きなものでしょうが・・・。こればかりは仕方有りません。

後になって思い返せば、転換点で転換できなかった組織が死ぬのはリーマン・ショックの時と同じです。明日は我が身。「もしも」は何時来てもおかしくないと備えておいたほうが良いのかもしれません。


2020年11月7日土曜日

バイデン勝利!

勝ちましたね。途中経過ですが十分です。
キャンキャン吠える負け犬にTwitter社側は「Some or all of the content shared in this tweet is disputed and might be misleading about an election or other civic process.」と貼り付けを喰らう始末。w

どこまでも、素っ裸の哀れな男です。父親による育成歴と母親との関係性がこの歪んだ男を生み出したことは親戚の女性二人によって赤裸々に暴露されていますが、女性を女性と思わない父親と、そのクソ親父の育児に全くタッチできないこれまた駄目な母親。13歳で既に一端のクズに育っていたトランプを軍隊式の寄宿制学校へ放り込むことでなんとかしようとした父親の行動を止めてくれなかったことで母親そして女性一般への関係性が全く破滅的になってしまった「只の無能な目立ちたがり屋」が親父の遺産を引き継いでやりたい放題をしてきたわけで、その女性蔑視の愚かな一面を男らしさと勘違いする馬鹿な男性有権者を中心に、そしてそのバカ達の取り巻きとしての配偶者に支えられ、今までの4年間を国家分断の増勢に割いてきたわけです。

アメリカという国家の敵ではなくて、近代民主主義の敵でしたね。まあ、宗教と同じで、ハードコアの連中は宗旨替えなどしないでしょうからレミングスのように最後の一匹までトランプとともに命運を共にしていただき、その人生をなるべく無駄に過ごしていただきたいものです。なるべく世間から遠く離れたところで異形の集団として、カルトクラブとして・・・。

これから始まるバイデンの政治はきっと中国にはもう少し甘いものになる可能性が強いかと思われますが、それでもウイグルで弾圧や内モンゴルなどでの漢語教育強制などには反政府という反応を示すはず。中国への制裁は強い形で継続してもらい、北朝鮮は無視という方向で舵取りをしてもりたいところです。

バイデンの影に隠れてはいますがカマラ・ハリスも実は大統領になる可能性がありますからね~。任期中にバイデンは80超え!何かあったら大統領はハリスですゾ!皆さん今回の副大統領の選定は実は物凄く大きな意味が有ると思いませんか?初の副大統領での黒人「かつ」アジア系の血を引いた人物。

スタンフォードで経済学の教授であったジャマイカ人の父と乳がん研究者であったタミル系インド人の母を両親に持つインテリ・ファミリーに育った彼女。例に漏れずLeftyですが、私は彼女が実務を執った時の仕事ぶりを見てみたいと思うものの一人です。どれほど現実的な場面で現実的な対応が出来るのかという。

実は彼女が次の大統領選で返り咲きを狙うDonky Trumpと戦うというのもなかなか笑える喜劇だと夢想したりしています。


2020年11月6日金曜日

アメリカ大統領戦の報道に噛み付く愚かなコメント

大統領選の報道に関して、アメリカのみならず日本のツイートや他のSNSサイトでも「何故トランプに批判的な報道ばかりするんだ!」という様な疑問や怒りの声が結構書き込まれています。

が、、、実際はアメリカにおいてもバイデンの息子のスキャンダルなどに関してはバンバン報道されていますし、それを報道すること自体は誰も止めていません。しかし、いわゆる本人自体の人となりには関係ない醜聞の報道合戦にどれほどの拡がりを見せれば良いのかという話で、間違いなくこのバイデンの息子に関する話もまたほじくり返されるでしょうけど、今の段階では本質的なものでないことは間違いありません。

そもそも、ネットのQ信者やトランプ支持者のグループ、Foxの報道関係機関対残りのいろいろな報道機関という感じで対立が伝えられていますけれど、実際のところこういった報道機関は報道を売って金を稼ぐ連中です。いくら社会の木鐸と言ったところで、報道している記事で金銭を得ている以上、文章や画像を準備している御本尊側は当然のごとく己の情報を最も喜んで買ってくれる、若しくは視聴してくれる相手は誰かということを「群」として理解しているわけです。

ですから、その報道に一定の「いろ」が付いていないなんてことは期待するほうが無理な話で、それを報道する側の持つ「御本人にとっての常識」の世界観からあまり逸脱することのない報道がいろいろな形でフィルターにかけられて内外に撒き散らされるわけですから、それを好む一群の人々がこれまた寄ってきてその情報を消費することになります。

事実というものは発信と受信の2回の過程でそれぞれ取捨選択と解釈が入るわけで、そもそもきちんと伝わることはないと知っているのが読み手に必要な良識ではないでしょうか。それを踏まえて考えてみると、実際に彼ら自身を知る上で最も大事なのは例えば今回の大統領選で「候補者自身が発した発言や書簡、文章そのもの」の中身。

だとするとTwitter大統領の発言こそがそもそも本人がフィルター無しで発しているダイレクトな発言ですから、読み手の方がもつ受信機のみが解釈というフィルターをかけるわけです。本当に人を識るのにこれほど良い時代はないでしょう。かつて無い素晴らしいことです。

それでもあの文章や一連の発言を呼んで尚、あのsmall handsを応援する人々がいるわけです。それが良いと軽いとかはもう言う気力も有りませんが、やっぱり私には理解できないタイプの思考回路をもった人間なんだなと感じるのでした。


2020年11月5日木曜日

史上最低の男w

案の定という景色がニュースで流れてきて大笑い。

民主党側の支持者が「Count EVERY Vote」というボードを掲げてデモしているのに、もう一方はと言いますとアメリカの旗を掲げてトラックで走り回り「Make America Great Again」という愚かなキャンペーン・ワードを掲げて走り回るという馬鹿丸出しの様子。

トランプはトランプで、「票のカウントを中止しろ!」という現代の先進的民主主義国家では絶対に有り得ない、まさに「暴言」をTweetするという、これまたアメリカの恥丸出しの発言を見せるバカっぷり。

お前は、民主主義国家の最高責任者がその根源を成す投票行為を否定する発言をこれまたその軽い脳クソで軽々と言っとるということの意味を解っとるのかという・・・。しかも、恥の上塗りも極まれりというのが勝ちも負けも判らぬうちに一方的な勝利宣言を行った上で相手が投票を盗んでいるのなんのというカオスというか末期的な恥知らず状態。共和党支持者、そして共和党元大統領スタッフ関係者達、共和党議員からさえ批判されているのも知らぬ存ぜぬの鉄面皮ぶりは相変わらずですが。

本当にこんなのにアメリカは4年間も自国の命運と世界の政治の一端を任せていたのかと思うと頭痛がしないのかと言う話。しかし、アメリカのほぼ半分は未だにこの男に投票したというわけですからアメリカ人に対する世界の中での評判もそれはそれは堕ちたものですが、内向きの連中でアメリカ以外の国などに一生行かないような田舎の連中にはほぼ関係ない話でしょう。

Red stateであっても、都会における得票とDemocratsの今迄の郵便投票尊重発言を考えると、時間が経てば経つほど民主党側の投票が立ち上がってくるのは投票前から当然のように判りきっていたことですからね。

裁判を起こしては投票を中止に、無効になどとわめき続けるこのバカの醜態を我々は薄笑いを浮かべて暫く見続けることになるでしょう。

裸の王様、まさに丸裸。w


2020年11月4日水曜日

結局は「荒れる」大統領選

4年に一度の国を二分するお祭りの火蓋がついに切って落とされました。

どっちにしろ事前に判っていることはどちらに転ぼうとトランプは見るに耐えないことをするだろうという事でしょうか。勝てば勝ったで画面を切り替えたくなるような碌でもない勝利宣言をするでしょうし、負けたら負けたで・・・というか決して負けは認めないでしょう。w

この手の「脳足りん」は自分の周りを所謂賛同者で固める裸の王様でしょうから、周りが「これはあかん」という感じで完全に諦めて、裸の王様に鈴を付けらるまでは多分動じないでしょう。基本的にこの政治に何の興味もない、株価の上下動と自分の懐が潤うことにしか興味のないインチキ嘘つき野郎ですから「Deal!」という言葉が使えるところ以外では基本的に役立たずです。(そもそも、何度も自分のビジネスでも破産を繰り返している男ですが!)

今回の一番の面白い爆弾は「郵便投票」です。この郵便投票は間違いなく民主党陣営の人間が中心で、投票所などに行って感染される必要のない事を十分考慮に入れたリスクを見通せる人間が使っているものと思われます。しかも、今回の郵便投票は史上空前の数であることから例え直接投票に行ったトランプ支持の人間達の開票が進んでも、最終的にはバイデン支持票がグイグイと持ち上がる可能性大。特に大都市部の民主党支持層が多いエリアでは周りの田舎者がいくらトランプに入れたところでバコーンと大逆転することは何時でも起きています。

結局、都市部に住む人間で教育レベルが高い人々は平均して民主党、いわゆる左寄りになりやすいのはどの国でも一緒です。(日本はそれを一回経験して大反省して以来自民党が圧倒的に強くなりすぎておりますが。)全米の地図で見ると毎度毎度のことですが、青いバンズが赤い内容物を挟むサンドイッチのような状態です。

しかし、これから先20年30年経っていくうちに白人は愈々その数を減らし、黒人さえもマイノリティになり、ヒスパニックが選挙の動向を大きく左右する時代が来ることでしょう。人口動態予想が示すようにやがて白人が選挙で「当たり前のように」大統領になる時代は必ず収束するものと思われます。女性の大統領であっても、時間の経過が必ずそれを実現させることでしょう。勿論、嘘つきヒラリーなんかでは有りませんが!


2020年11月3日火曜日

冬のコロナはより危険

間違いなく来てると感じます。

正直GoTo云々と言っている場合ではないと感じていますし、感染者大爆発のバカ大統領の国も選挙で浮かれていますが、足下の感染者数の激増は本当に火炎地獄のような感じですし、アレ見ても大統領を支持する輩ってどんな頭の構造しているのか実に興味深いです。多分、そういう連中が「カミサマ」を深く信仰してるんでしょうね。

昔、アメリカに居た時にネット上でゲームをしている時にライサンダーというニック・ネームのハードコアゲーマーが同じチームに居たのですが、彼の話では彼の居たWest Virginiaなんかには、全米でも有数の協会密集地区があって殆どのスクエア毎に巨魁が2つ3つあるという謎の密集率で、そういうところでは本当に仕事といえばマクドナルトのバイト程度とのこと。失業者の率も異様に高く、頼めるものはまさにカミサマ。そういうところの皆様は申し訳ないほど教育のレベルが平均して低くて、収入が低くて~というお決まりのパターン。信じるのは嘘でも何でも耳に気持ちい良いことを言ってくれる人なんでしょう。牧師の説教以下の文言でも信じる人は酒と甘言が欲しいのです。諫言は聞き入れませんし。

さて、話が横に逸れましたがデータを見ると二回目の爆発の時とソックリの波。

上のように患者の純粋な数自身も増えていますが問題なのは陽性者のパーセンテージ。この数字が上昇しているのは危険な兆候と考えるべきです。ほんのこの前まで3%程度まで落ちてきていたものに再び火が着いた感じ。

南半球では昨年、日本の11月に当たる頃から感染者数の激増が発生しているという状況ですから日本でも十分にその可能性が有り得ます。そうだとすると、11月初旬の今はまさに北半球におけるその時期。

爺さん婆さんのいる家を中心にまさに今から用心すべき時期が開始されたと思っています。今迄の時期は準備期間くらいに思っておいたほうが良いのではないでしょうか。爆発に用心しながら病院の患者さんを守っていく厳しい季節が始まったと思っています。


2020年11月2日月曜日

センスの問題

机の上や引き出しの中、家の中の整理整頓まで含めて片付けや飾り付けというものをするのはどこのおうちでも有るかと思います。

先日も長女から部屋の中の写真が送られてきましたが、部屋の中は簡素でよく飾られているのですが、ミニマイズされたものしか置いていない感じ。親の私が言うのも変ですけど単純にセンス良いなって思います。以前DCに住んでいた時の部屋もそんな感じ。高校生の時の自分自身の部屋も同じ感じでした。

一方で、次女はと言うと一言で言えばカオス。片付けという意味では全く駄目でして、今まで綺麗に部屋が片付けられていた試しがありません。美術の成績はもともとは長女も良かったのですが、絵を書く練習とそのこだわりのレベルが違った次女はあっと言う間に長女の美術のレベルを遥かに凌駕していきましたので、美を表現する技術というものと部屋のデコレーションなどというものは余り関係ないようです。まあ、センスと技術もまた全く違うものとは思いますけど、その美への拘りが部屋の飾りつけや整頓には全く生かされません。w

翻って我が家。
別の意味で何の飾り付けもない部屋です。通常の女性の感覚ではちょっと何も無いというレベルの部屋で、基本的に家具は私が購入した巨大なテーブルと椅子とソファくらい。壁の飾りの絵もほぼ無いと言って良いレベルです。オマケに部屋の中は娘のトランクケースが開いたまま置きっぱなし。犬のためのクッションが次女の手によって3つも置かれていますし、風呂場の乾燥機を使っているにも拘らず万年にわたって置かれている洗濯物の室内干しの竿などもありもう美的なというか気持ち良い空間などというものとは縁遠い状態です。

以前、綺麗好きの義父が結婚したばかりの頃は義母の部屋の片付けの拙さによく怒っていたらしいのですが、それも次第に諦めへと変わっていったということを聞いたことがありますが、私ももうとっくにそういう心境は通り越して自分の仕事場が常にシンプルで機能的であることのみに専心しています。そもそもこの家に身内以外の人間がそう来る機会もありませんし。家を持つこと自体にも何の関心もないのでそれでいいと思っています。

自分が死ぬ前には金だけ残してひっそりと家を出て橋の下で死ぬのもまた有りかな等と最近は思うようになってきました。そもそも、な~んにも無い四畳半の部屋で寝るところと机が一つあれば私自身は何の不満もないのですが、家族がいるとそうもいきませんか。

部屋の飾りつけも、家に住むことに対する執着があってこそのもの。センス云々といったところで、そもそもそこで雨露をしのぎ、暖を取ること以上の何の関心もなければ家の広さも飾り付けも要らんということになるのでした。

こうやって、ますます私自身は金を稼ぐこと使うこと自体に対しては大きな意義を見いだせなくなるのでした。今の時代、昭和平成とは大きく異る「消費の持つ本質的な意味」を体感として理解している若い世代の人達が給料云々とは別に車やモノを買わなくなっているという事を聞いても「宜(むべ)なるかな」と感じるオッサンです。


2020年11月1日日曜日

我が家のヨーキーの誕生日に公園へ

ついに我が家のヨークシャー・テリアがハロウィーンを迎えました。

という事は彼の誕生日がまた、まわって来たということです。South Carolinaで産まれたこのチビ助も遠路はるばる日本まで飛行機で飛んできて随分と時間が経ちました。実際のところこれで我が家のチビ助は13歳になりました。

ヨーキーにとっての13歳というのは平均寿命にかなり近づいています。いろいろなところで調べてみても大体が平均寿命が14-16年位と記述しているものが多いですね。14歳は老年期前半で、ほぼ70-76歳相当という換算のようです。ただし、犬の寿命も人と同じで年々歳々伸びているのは間違いないようですが。

昨日はこのチビ助を連れて家族で揃ってモリコロパークへ誕生記念の散歩に行きました。車で着いた後は、皆で揃ってとろとろと歩いていったのですが、公園の中はまばらに人がいる感じ、そして中央の広場では人は意外と沢山いたのですがそれでも皆マスクをし、かつソーシャル・ディスタンスを保ちながら遊んでいました。

周りには綺麗な色のピンクや白、オレンジ色のコスモスがまさに満開で次女達と犬の写真やビデオを撮りながらモリコロの中を二時間弱歩き回りました。いつものように途中でモスバーガーに寄って私はダブル・チーズバーガーとポテトを頬張り家族のみんなは別のものをそれぞれ楽しんだようです。

驚いたことに年老いたとは言え、この間ずっと我々の歩行ペースで一緒にこのチビ助がモリコロの中を歩き回ったことでしょうか、我々の心の片隅には「もしかしたら疲れて駄々をこねるかも?」という気持ちがありましたので、これは嬉しい驚きでした。やはりペットとは言えなるべくの事なら平均寿命よりは長生きしてほしいですからね、こういう元気の良さを見せてくれるのは飼い主としては良い知らせです。

来年も再来年もここで誕生日の報告を出来ると良いなと思います。