2020年11月26日木曜日

人の褒めかた

評価がないと報われないという人はごく普通で、しかもそれが殆どと言ってよいかと思います。

私は正直なところ他人にどう思われようが関係なく動く人なので、外からどう評価されようが口で言っているほどには気にしない人なのです。とりあえず褒められたり評価された言葉に対しては必ず感謝の言葉を返しますが、それで気分が高揚したりということも特に有りません。

「得意淡然」「失意泰然」というのを何となく座右の銘としているのですが、他の人からの評価はポジもネガも可能な限りサラリと流すようにしているので、ネガティブな言葉を私に吐く人が私を見れば所謂「ム・カ・ツ・ク」等という言葉がその人の脳裏を過ぎっているのかもしれません。まあ、私に悪意は有りませんが不徳の致すところというやつでしょうか。w

最近病棟で仕事をしていて大変忙しく仕事をしている人を見ていると、私はその人達に「褒める言葉」というのを探してその労をねぎらう事のできる小さなフレーズを投げかけています。しかし、果たして自分のかけた言葉が彼らの努力を十分に労(ねぎら)っているのか?と考えてしまいます。

私自身は物事の「説明」というのは比較的上手く出来る方だと思うのですが、人を喜ばせる・元気づけるフレーズというのは正直なところ出せていないような気がします。また、私だけでなく、更に上のポジションの人達などからもそういう「見えないところ」で頑張っている人達を褒めたり労ったりする言葉を投げかけることは組織において想像以上に重要な要素だと思います。

やはりそういう言葉が全くなければ、多くの場合人の心は疲れるのでは無いかと思うのです。この歳になってなんですが、やはり人を鼓舞するような、しかし落ち着いたフレーズというものを手持ちとして繰り出せないというのは情けない話です。

ポジティブな気持ちを引き出すための言葉を人に与えられないというのはやはり自分がそういった事になるべく無関係に生きてきたという自分の来し方そのものなんでしょう。今になって困っている私。だからと言ってこういった事の答えがネットに散らばっているとも考え辛いのですが・・・。

ここからまた頭を捻りながら、なるべく「然りげ無く」人に元気を与えるフレーズを作り出さなければ!


0 件のコメント: