2020年11月6日金曜日

アメリカ大統領戦の報道に噛み付く愚かなコメント

大統領選の報道に関して、アメリカのみならず日本のツイートや他のSNSサイトでも「何故トランプに批判的な報道ばかりするんだ!」という様な疑問や怒りの声が結構書き込まれています。

が、、、実際はアメリカにおいてもバイデンの息子のスキャンダルなどに関してはバンバン報道されていますし、それを報道すること自体は誰も止めていません。しかし、いわゆる本人自体の人となりには関係ない醜聞の報道合戦にどれほどの拡がりを見せれば良いのかという話で、間違いなくこのバイデンの息子に関する話もまたほじくり返されるでしょうけど、今の段階では本質的なものでないことは間違いありません。

そもそも、ネットのQ信者やトランプ支持者のグループ、Foxの報道関係機関対残りのいろいろな報道機関という感じで対立が伝えられていますけれど、実際のところこういった報道機関は報道を売って金を稼ぐ連中です。いくら社会の木鐸と言ったところで、報道している記事で金銭を得ている以上、文章や画像を準備している御本尊側は当然のごとく己の情報を最も喜んで買ってくれる、若しくは視聴してくれる相手は誰かということを「群」として理解しているわけです。

ですから、その報道に一定の「いろ」が付いていないなんてことは期待するほうが無理な話で、それを報道する側の持つ「御本人にとっての常識」の世界観からあまり逸脱することのない報道がいろいろな形でフィルターにかけられて内外に撒き散らされるわけですから、それを好む一群の人々がこれまた寄ってきてその情報を消費することになります。

事実というものは発信と受信の2回の過程でそれぞれ取捨選択と解釈が入るわけで、そもそもきちんと伝わることはないと知っているのが読み手に必要な良識ではないでしょうか。それを踏まえて考えてみると、実際に彼ら自身を知る上で最も大事なのは例えば今回の大統領選で「候補者自身が発した発言や書簡、文章そのもの」の中身。

だとするとTwitter大統領の発言こそがそもそも本人がフィルター無しで発しているダイレクトな発言ですから、読み手の方がもつ受信機のみが解釈というフィルターをかけるわけです。本当に人を識るのにこれほど良い時代はないでしょう。かつて無い素晴らしいことです。

それでもあの文章や一連の発言を呼んで尚、あのsmall handsを応援する人々がいるわけです。それが良いと軽いとかはもう言う気力も有りませんが、やっぱり私には理解できないタイプの思考回路をもった人間なんだなと感じるのでした。


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