2020年11月12日木曜日

栄養課で衝撃を受ける

今日は患者さんの中心静脈栄養のラインをとった後に栄養課の女性とすれ違いました。

その時に彼女が「今度新しく入れる入院患者さん用の何種類かの補助栄養食食べてみます?」と言われました。今まで何回かこういった「新規導入食の試食役」というのを何回かやったことがありますので、二つ返事で引き受けて栄養課の患者さん教育時の指導室に入っていきました。

そこには初めて入ったのですが、見慣れぬジュースの缶やペットボトル、そしてインスタント食品類の空きサンプルが大量に並んでいました。更にその前には不思議なことに白い小さな粒の入った透明の空き瓶が一つずつ並んでいたのです。

しかもその瓶の中の白い粒の量はそれぞれ異なるもので、それぞれにラベルが貼ってあってキロカロリー数と炭水化物と同量の砂糖が中に入って居るのでした。それを見て驚いたのはその砂糖のボリュームでした。見てほとんど「唖然とする」という表現が適切なほどの大量の砂糖が入っていたのです。

勿論、コーラには角砂糖XX個分の、とか缶コーヒー飲料にはXX個分とかの荒い情報は知っていたのですが、実際にその瓶の中に詰めてある砂糖の実際の量を見ると「俺はこんなに大量の砂糖を何も意識せずに飲んでいたのか・・・」と言うほどのものでした。

コーラなどの清涼飲料水は勿論避けていたのですが、今回腰を抜かしたのはカルピスでした・・・。正直、このボリュームの砂糖を当直中に日本も飲んでいたのか?というほどのがっくりボリュームの砂糖・砂糖・砂糖。

今回のちょっとした見学で私は実際の目の前で教育をされる糖尿病や肝硬変などの患者さん達の気持ちが解ったような気がしました。やっぱり教育は大切ですね。衝撃を与えるというのは最も記憶に刻み込む適切な方法かもしれません。

ああ、それにしてもカルピスが・・・・。


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