昨日は当直室でたまたま見ていた女子マラソンでオジサンは泣いてしまいました。
先ずは二人のTOKYOオリンピック2020の代表が男女各2人ずつ決まったことは目出度い事でした。夜のニュースで見た男子マラソンの物凄いスピード・レースには「本当にこれは炎天下のマラソンかい?」と思えるほどの爆発的な加速勝負で、これは凄い!と思えるほどの強さを見せてTOKYOに期待をつないでくれました。
女子の方だと、天満屋陸上部というのは本当に最近強いな〜っていうか良く名前を聞きますよね。天満屋って岡山が本拠地の中国地方にひろがるお店なんですね。とりあえず、天満屋の選手が1位と3位に二人も入ったし、1位の前田選手の勝負強さと手脚の長さは印象的でした。それに比べるとワコールやダイハツは最近ここ一番が目立たないという感じになっていますが、やがてはまた若手が次の次のオリンピックなんかを目指して盛り返してくる事でしょう。
さて、昨日私が泣いてしまったのは3位でゴールした小原選手を見たときでした。中間地点くらいで遅れてしまったとは言え、驚異の粘りで2位になった鈴木選手との40秒近い差をみるみる縮めて最後は後30メートルあったら逆転していたのではないかと思えるほどの僅差の4秒差でのゴール。
これはこれで驚異というか、ド根性を絵に書いたような鬼気迫るものだったのですが、この選手が2016年にもリオ・オリンピックの女子マラソン選考を兼ねた名古屋ウィメンズマラソンの最後のゴールでもうひとりの日本人選手であった田中選手に1秒差で負けて代表の座を逃した人物であったことを知っていただけに「今度は4秒か・・・」となって、小原選手がゴール後に泣いていたのを見て、その実質4年越しの無念が晴らせなかった気持ちを思った時思わずオジサンの眼にも涙が出てしまったのでした。
死ぬほどの努力をして、前回は1秒、そして今回は4秒・・・。2時間半近く鬼のように走って1秒差とか4秒差とか。0.01%の残酷な差です。むしろ1分差とかならまだ諦めもつくのかと思えるほどの極小の差。
勝負の神様は小原選手に何か重たい十字架を背負わせているとしか思えません。
俺が小原選手の父親だったら、、、。この記事を読んで余計に辛くなりました。
しかし、未だチャンスは有る!彼女に日の丸を背負って前田選手とともにTOKYOオリンピックに出場して欲しいのです。
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