2019年4月25日木曜日

平成のスーパースター

気づけばもう平成も後一週間を切ってしまいました。

日々の忙しさに紛れているうちにカレンダーは日々次の一日に移って行ってしまってます。こうやって平成は終わっていくのかと感じる間もない状態ですが・・・。

平成の31年間には沢山の素晴らしいこと、そして同じくらい酷いことも起きましたが、この間、ずっと日本の象徴として存在していたのは誰を於いても他ならぬあの方でした。
国が悲しみに落ち込んでいる時、必ず表に出てきて人々と膝を交え、必ず表に出てきて人々に声をかけられ、老いた体で無理をされてでもカメラの前に背筋を伸ばされて出てこられ、国難を乗り越えるお声がけをしてくださった陛下。

やがて平成天皇と呼ばれるお立場になられるわけですが、陛下ほど全ての日本国民にとってのスーパースターであられた方はどこを探しても勿論居られません。
年令に関係なく、老いも若きも男も女もその御方が目の前を通り過ぎるだけでその御姿をひと目見ようと必死になるような人物。
そして、目の前を通過されるだけで驚き、多くの人が両手を振り、旗を打ち振り、万歳を連呼し、涙を流すような人物をスーパースターと呼ばずして何と呼ぶか?やっぱりスーパースターとしか呼べないですよね〜。

芸能人が目の前を通ろうと一瞥もしない輩であろうとやはり陛下は見るでしょう。そして、個別の芸能人や有名人にはそれぞれに好きなファンが付いて熱狂的な応援をしたりするのでしょうが、その全てがお互いにとってのスターに関心を示すわけでも無いでしょう。それでも陛下が近づくと知っていればほぼその全員が間違いなくその姿を見に出てくるはず。

世界各国の大使や元首にしても事情は同様。結局の所、日本の象徴として日々自己犠牲の上に成り立った生活を送っておられる陛下に皆が是非にと会いたがるという事実がそれを雄弁に物語っています。兆の富を持つものがいくらカネを積もうと会えるわけではなく、勲章を幾ら持っていようと会えるわけでもない。

常に立場の弱い人々の側に立って他を思いやり、新しい時代の象徴としての天皇像を探し求めてこられた我らの平成天皇。そんな誰からも尊敬され敬愛される人物が我らの国家としての象徴だったことを私は本当に心の底から誇らしく思うのです。

自分の親父が陛下よりも5歳も年下ですが、アノ親父よりも五歳年上であの激務!
それを考えると80代なかばの陛下が日々早朝から始まる一年中の体力の要る公務をこなし、国家と世界の安寧を想い続けてこられた事に驚きと申し訳無さを感じるのでした。

本当にお疲れ様でした。両陛下の薫陶をしっかり受けられた浩宮様が次の令和の時代を両陛下同様に守ってくださることと思います。

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