2019年4月24日水曜日

トランプの対立候補

大統領選、実はそこまで近づいていますよね。

リパブリカンは、まあ、あの”薄らXX”で決まりでしょうからコメントの必要もないと思いますが、デモクラッツから誰が出てくるかは大変面白い状況になっています。それこそ多種多様。本命と言われるバイデン、サンダースなどの名前も上がってはいますが、バイデンは米国にしてはちょっと年齢が行き過ぎだし、サンダースは毎度の若者人気は”大変に”ありますが、アメリカの平均的投票者の理想からは左に寄りすぎていて毎度の徒花状態ですし、これもほぼバイデンと同年齢で歳行き過ぎ。

結局、本命と呼ばれる連中は確かに知名度は高いにしても、私には既に出汁(ダシ)は取り尽くされてしまった感じの人達にしか思えません。 
そういう意味ではその他の候補達のほうがよっぽど面白い感じのする候補達が多いのですが、その中で気になる若手2人を挙げてみました。

一人目はその他の中ではもっともよく聞かれる感じの人ベト・オルーク。この人は共和党をこき下ろす感じで激しく攻め立て続けます。共和党の牙城テキサスでは本当に僅差まであのTed Cruzを薄氷のレベルまで追い込んだ男です。
この人は戦闘機のような感じの候補ですが、実際にはいろいろなことに関して幅広く見識を持つコロンビア卒の男ですね。

もう一人はまだまだ日本語のWikiのページも現時点では本当に1ページ分にもなってないピート・ブーティジェッジです。この人アメリカ大統領候補としてはかなり異色で、ゲイをオープンにしている人なんですね。しかし頭脳は抜群。話し方も内容もカチッとしていて、その優秀さは共和党の”薄ら”とはそれこそ対比するのが可愛そうなほどずば抜けています。現在はインディアナ州のサウス・ベンドという町の市長ですが、年齢も30代かつハーバードを出てオックスフォードにも行っていて英語以外に7カ国語を操るという飛び抜けた(少なくとも言語に関する)能力を持っています。しかも、29でサウス・ベンドの市長になった後、全米でも最悪レベルと言われたこの子の財政をあっという間に立て直したという能力証明済みの経済手腕。

名前の呼び方が変わっているため、アメリカ人も番組などでその名を呼ぶ時に先ずは読み方を確認してから入るというのが定番になっている感じなのですが、親父さんのほうがマルタから来た人とか。

うるさく相手を攻め立てることで有名になってきているカマラ・ハリスなどを抑えて、デモクラッツに水性のごとくその支持層を厚くし始めているこの30代の能力者。
もしかしたら来年、ゲイ・パートナーを伴って大統領就任式に出てきて、ケネディーの再来のように若手の超新星になるのかもしれません。

この馬に乗ってみたいなと思わせる凄い奴ですね。米国って実力さえあればこんな若手でもズンズンと国家のトップになる可能性を”本気で”持てる国だという点で”ジジイの王国”に住んでいる私としては羨ましい限りです。

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