2019年1月27日日曜日

看護師に向かない人がその仕事に就く

病棟ではいろいろなタイプの人が仕事をしています。

しかし、病棟の日常における仕事の縁の下の力持ちはどの病院であっても看護師さん達です。医師の脂質は勿論のこと看護師さん達の質が低ければ、病棟自体しごとがが廻りません。

今どきの病院というのは、大病院であろうと小さな病院であろうと毎年毎年いろいろな看護師さん達が大量に供給されてきてかつまた比較的大量に去っていくというパターンが普通です。特に、ある程度の中規模病院というのは意外と普通に派遣の看護師さんのシステムというのを採用していて、これまた何の躊躇いもなく出たり入ったりしています。
まあ、それが”今風”なのでしょう。

私の勤めるメインの病院ではそういった派遣を利用しているのはヘルパーさんのみなのですが、他の病院ではごく普通に派遣の看護師さんと正職員の看護師さんが混ざっていて、これまたいろいろな問題を起こしているのですが、主に結束している正職員の正看護師の中では結構外から来ている派遣看護師さん達のことに関する不満がモリモリと。それが私の耳にまで入って来るくらいです。w

どこの病院でもこういった内輪での揉め事が多いのはよくある話で、あたりまえに理解も出来るのですが、こういった人たちというのは結局反りが合わずにあっと言う間に去っていくというパターンが多いので意外と一難はある期間さえすぎればサッと去るという感じです。

しかし更に問題なのは”正職員”で入ってくる人の中に「困った人」が紛れ込んでいること。
今の時代、どの病院も看護師に関しては人手不足ですので、オイオイというのでもこれまた採用だけはされるんです。問題はそこから!

病棟に配属されてみると「そんな事もできないの?」という人が稀ならずいることも。しかし、そんな人はまだ教育と経験を積めば出来るようになる事がほとんどですから良いのですが、人として看護師としてオカシイ人も紛れ込んでいるのが大問題。

日本での人の転職市場の大問題は履歴書のみの採用であって、履歴書+推薦書のシステムがこの看護師の市場では採用されていないこと。
その人物が過去に大きな問題を起こして他の病院を辞めていたり辞めさせられたりしても、その事実は次の職場には伝わらないのです。看護師さんというのは人対人の対応力が何よりも求められる仕事の一つですから、その人的対応力のなかに求められる優しさや、言葉遣い、そして何よりも”機転”が大切なのですが、それらの能力が決定的に欠けている人が何気に紛れ込んでくることが度々あるのが現実なのです。

そういった事を伝えてくれるはずの言葉によるendorsemnt(裏書き)が次の職場に伝わらず、その人が転職する度に同じような問題を起こして次の職場で波紋を起こすというようなことを繰り返す。
この手の看護師さんというのは新規の職場で「私前の職場ではいじめられて・・・」というような事を口走りますので、そういった事を来ていきなり口走るような人物は要注意です。(そんな人を何人か見てきた私の個人的結論です。)

日本の転職市場もいい加減そういう推薦状を添付させるシステムを導入して、推薦状をゲットできないような人はそれまでの人とさせ、その人自身に「あなたはこの仕事には向かない」ということを自然と早めに理解させる方向づけをしたほうがその人の為になるのではないかと思うのです。

そもそも嘘の推薦状を書くような人物は狭い業界の中ではすぐに「訳あり」の人物として信用を失いますので、嘘を書き続けることが自身の信用を失うことになば到底そのような人物には推薦状を書けないはず。そういう意味でも推薦状システムの導入を考えてほしいものですね。

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