今年一年を振り返ってみて、ますますハッキリと理解できたことがありました。
それは実にシンプルな事実でして、病院のこれからは人集めが出来なくなったところから潰れるか縮小せざるを得ないということです。
何を今更と思われるかもしれませんが、本当にこの一点を持って死命を制する重要なポイント。
その為には「雇用の条件」を良くしていくしかありません。
結局のところ、その条件とは給与と待遇。給与のほうは勿論他のところより少しでも良い額を出さなければなりません。これに絡んでくるのは福利厚生と勤務の業態なんでしょうが、この点は実際のところ給与でかなりのところカバーできると思っています。
結局の所、たくさん出してもらえば少しくらいの福利厚生の差は帳消しにできるかと。無論、この点は平均的であればの話。要するに福利厚生は当然のように平均は維持できていて、そこから先が病院間の競争になるわけです。
私が最初に思っていた週休二日が実現したのはまず当然として、待機児童を受容できる施設を持つこと、九時五時で可能な限り仕事が締められること、オーバーした時間に対する十分ではなく十二分の弾みをつけた支払いを出すことなど、経営者側にとってはきついばかりの条件が満たされなければならないということでしょうか。
他の病院の理事長等の話を聞いていても、人集めには地獄の苦労をされているみたいです。私は経営者ではないのでそういった実務上の苦労を味わっているわけではないんですけど、病棟の状況を良くする肝の一つ、かつ最大のものは人材の質と量の改良と感じる日々ですので、近隣の看護師さん達が皆、今後我々の病院が提示する条件に魅力を感じてくれるような状況に持っていかなければならないと思っています。
アイディアは更に幾つかあるので、今後再び理事長先生とお話をしていこうかなと考えています。病院の改善というのは、結局は看護師さん達自身と患者さんのためになりますからね。
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