2018年10月15日月曜日

知力に年齢は関係なし

驚きを超えて呆然というのが今回の新記録。

プラハで行われたオセロの世界選手権で11歳の小学生が並み居る強豪を抑えて世界チャンピオンになってしまったという話。
将棋の藤井君も若いし、今回の福地啓介くんに至ってはまだまだ紅顔の・・・と言うレベルにも至らぬ童顔そのものの可愛らしい子供さん。

しかし、オセロをさせたら現時点ではこの子が人類最強というのですから驚きですよね~。よく、ネット上の冗談(実際はマジの話ですが)で、宇宙から将棋星人が攻めてきたら地球代表はまず間違いなく羽生名人を送り出して人類の存亡を賭けることになる等と書かれていますが、現時点では11歳の福地少年がオセロ星人との対戦では人類代表となるわけですね。w

オセロはルールがシンプルで誰でも始められるのに、勝利を得るためには桁違いの深い思考力を要する不思議なゲーム。チューリングマシンによって多項式領域で解ける問題だと既に解明されていて、nXnの盤面で今の所4X4,6x6等は勝利に至る全ての盤面が解かれているのだそうですが、まだ今のところは8x8までは解明されていないそうなのですが、オセロもやがては全手解明されて先手後手どちらが有利かということと共にすべての盤面がわかる日が来るのは間違いありません。

しかし、既に世界チャンピオンレベルの人でも完全読み切りの終盤力の圧倒的差で人間が勝てないことになって既に久しくなっておりますので、人対人の勝負は純粋に人間同士の知恵比べとしてのゲームと考えてよいのでしょう。

今回の世界選手権の数人の対戦相手のコメントを読んでみると、11歳にして既に相手の心理的側面を突いた攻撃を仕掛けてきて「そう来る?」という終盤に落とし込んでくるというのですから、その能力は並大抵ではありません。きっと、他のこともいろいろと優秀なんでしょうな。間違いなく。

今回の話をネットで調べていたら、それまでの最年少世界チャンピオン(15歳!)であった谷田邦彦という方が機長をされている帰国便の飛行機に居合わせたというこの少年が機内で機長アナウンスによって祝福されたとのこと。
強者は強者の手が当然解るわけですが、機長のツイッターでの解説も既に12-16手前で勝利の手順を読み切っていたと思われるこの少年の強さを褒め称えています。

いやいや、知力というのは本当に無限のものなんですな。
オジサンに出来ることはただただその知力を手放しで祝福してあげることだけです。w

これからも日本とその団体戦勝利のために何十年も貢献し続けてください!
(もちろん実生活でもその他の分野で有為の青年に育つのは何の心配もなく確定的とは思いますが。)

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