2018年10月7日日曜日

クレーマーといわれる人達の日常

結局昨日の患者さんの息子さんは翌日もスッとやってきて病棟関連の入院費用に関して一時間以上ずーっとクレームをつけて帰っていったとのことです。

「帰っていった」というのは、当直室に居た私には看護師さんが連絡する暇もなかったとのことで、私が病棟に上がっていったときに疲れ切った表情の看護師さん達がそれを報告してくれて初めてわかったものです。

実際、病院というところではほとんどの患者さん達はいわゆる”普通”の方たちなのですが、一部の患者さん達、もしくはその家族にはどう考えても”常人には理解できないクレーム”をつけ続ける人達が居ます。

ことの詳細を看護師さんたちから聞いたのですが、あまりにも理不尽で聞いていてムッとするようなことばかりだったのですが、今後はそんな患者もしくは家族が居たら”直ちに”連絡し私に任せるように言いました。

実はその時、病院にやってきたその息子というのは入院患者である糖尿の親父さんにこっそりヨーグルトを持ってきていたらしいのですが、それは厳しいカロリーコントロールをしている患者さんにとって、当然こっそり食べてはいけないもの。
かつ、このての冷蔵食品は冷蔵庫で管理しなければならないものですので、発見した看護師さんが患者さんに言って冷蔵庫で預かっていたのですが、、、。

この患者さんがすぐに息子に電話して「盗まれた」と報告。
激怒の折り返し電話があってその対応でまた一時間ほど無駄に時間が過ぎたとのことでした。orz

オヤジのためとか言って退院させる輩が、糖尿のオヤジにそんな間食を持ってくるわけですから、何たるマッチポンプ。w
今回の自主退院後にこの親父さんに何が起きるのかもう自明なんですが・・・敢えてこれ以上もう言いますまい。これも彼らの運命。

仕事上、文句を言えない側の人間を目の前にしたときのみ、居丈高になるかわいそうな人達なのでしょう。しかし、日常生活では逆に大変立場の弱い抑圧されたストレス大き惨めな人生を送っているのかもしれません。そう推測すると、哀れにも思えてくるのですが。

「この親にしてこの子あり」昔の人はドンピシャという言葉を残してくれております。

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