2024年8月1日木曜日

「戦時下の一宮」展

昨日、私の休みの日を使って家族三人で一宮市博物館に行ってきました。

先週の段階でエアポート・ウォークに行って何時ものように愛知航空ミュージアムにも息子と入ったのですが、その手前においてあるパンフレットの並べてあるところに企画展として「戦時下の一宮」というものでした。

説明によると「今年で第二次世界大戦の終結から79年の歳月が経過し、当時の生活を知る人は少なくなりました。戦争を知らない世代にとって、戦争は教科書で勉強する歴史上のできごととなっています。本展では、遠い昔のできごとと捉えられがちな戦争下の暮らしを身近に感じてもらうために、暮らしの中で使われていた生活道具や出版物などを通して、主に太平洋戦争の状況下での一宮市域の人々の暮らしに焦点を当てながら、戦時体制下の生活などについて紹介します。」というものなのですが、自分の知らない当時の様子を知りたいと思いました。

そして、妙興寺と隣り合ったこの一宮市の博物館に到着して中に入っていくと、ラッキーな事にちょうど学芸員さんの解説が始まったばかりでした。
いかにも戦時下です!
実はこの玉音放送の内容を書いた新聞の日付が8月14日!
マスゴミ各社は既に敗戦をとっくに知っていたのです。
これがアノ千人針。気持ちは分かりますが、コレで勝てれば世話無いです。
防空頭巾の実物。しかし、焼夷弾の前では紙切れ同然です。
真珠湾攻撃時のアメリカ側の新聞
空襲前に撒かれていたというビラ。
余裕のある米軍の前で未だ勝つ積りだったんでしょうか?
灯火管制何て何の役にも立たなかったという話や、終戦前にマスゴミがキッチリと終戦の情報を知っていて、さっさと新聞に載せていた事実とか私には新鮮な情報でした。

戦争なんて本当に無駄な命の遣り取りだなと改めて思いました。為政者が愚かだとこういう事で人が亡くなり、資源と時間が浪費されていくんですね。

それにしても、こんな小さな一宮市博物館ですが、今まで行われた企画展の内容や出版物を見て「この博物館、形(なり)は小さいけども知恵は相当なもんだな」と感じた次第。サイズで質を判定することは出来んなと改めて感じた次第でした。

暑い夏の昼下がりの有効な時間の使い方が出来たと思いました!

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