新年会のメンバーはバイト先の病院の2‐3人の医師だと思って現場に着いたのですが、着いてみて驚いたのは総勢十人であった事でした。中華料理店での新年会という私自身には馴染みのないスタイルのものでしたが、次々と出てくる料理は実際に明らかに本物の中国人の女の子達から出されてきていて、顔も言葉も日本人では無いな~と思いつつも、きっと本場の人達がキッチンでもガッチリ作っているんだろうなと想像していたら出てきた皿に盛られた種々の料理は「こりゃ本当に美味しいや!」と会費に見合った味だと思えるものでした。
やっぱりXX料理というのは多くの場合、それらを作っている故郷から来た人達が作るものがベストだと感じているんですけど、まあ当然といえば当然ですか。それでも、ローカライズされてさらに美味くなった料理やXX料理であっても、厳しい修行をした一流の外国人が作ったもの(日本人の一流シェフの作るフランス料理なんかはその典型例)が更に美味くなるなんて例もありますから「多くの場合は」という余事象含みの言葉を選びましたが。
さて、集まっていた面子は実は誘って下さった先生ともう一人の眼科の先生以外は話したことも無い人達でした。中には見たことも無い人さえも。
それでも話し出すと面白い話が次々に出てきて皆笑いが止まらない状態。私も聞いてばかりでは申し訳ないので、年の功から来る愚かな失敗の経験の数々を話題として提供し、息子・娘の世代が半分以上を占める中で揃って大笑いする事が出来ました。
バイト先の院内に居るあまり知らない他の人物の意外な一面や知られざる話も沢山知ることが出来て興味深いこと甚だしい話題も粒揃いで出て来て「いやいやこれは十二分に元が取れた」と思える楽しい会合となりました。
最後には「また少しだけ面子を替えて飲み会は開催されるので是非参加してください」と頼まれましたが、これなら絶対に行きたいなと思えるものでした。
3時間ほどでお開きになった後は誘って下さった先生と別れて覚王山のいつもの隠れ家で一人飲み会。静かに飲めるかとカウンターでいつもの様に豆腐餻と泡盛でチビチビやっていたのですが、何だか後ろの方で三人の建築関係者と思しき男性陣が建築の単価と手間賃を巡って熱い議論。最後は何だか険悪な雰囲気になっていったのですがその直前で散会してくれて助かりました。w
お店の女性に最後に「あの方たちは東北の方から来られた職人さんで、十年ぶりみたいですよ」との話を伺いましたが、店内で殴り合いされたりしたら私自身は「・・・」として見つめるしかないでしょうね。
ともあれ、ほろ酔い加減で雪の中を地下鉄で家路へと戻る時間は幸せなひとときでした。
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