2023年9月12日火曜日

下呂を後にして

朝からササッと内風呂に入って外を眺めながら息子と風呂を愉しみました。

その後に8時から朝食を食べたのですが、とても朝食とは思えないほどのボリューム。毎度の食事ごとに腹をどっかり膨らませるレベルの量が出てきます。もしお金があって連泊するようなことが出来たら恐らく一週間後には肝臓がフォアグラ状態になってしまうのではないかと恐れるレベル。贅沢にはキリがあるということが体の受容力で理解できました。しかもたった1日で!笑

さて、この朝食が終了して直ぐに露天風呂。親父も息子も一緒に入ったのですが、風呂の床がどうにも滑りやすい感じの造りで、滑ってコケて大事にならない様に親父の後ろをソロソロとついて回りました。

兎も角、旅先で何か有ったりしたらせっかくの楽しい旅が台無しです。少しばかり膝の痛みを抱えてゆっくり歩く85歳の親父の背中を見つめながら思わずニコっと笑ってしまいました。この親父が居なかったら今の俺はここでこうして立っていないんだなと思うと腹の突き出た親父に何だか言葉にならない感謝の気持が湧きあがってきました。何も言いませんでしたが。

宿を後にする時には沢山の仲居さん達が出てきてくださりたくさんの写真を一緒に撮りました。この旅館、下呂温泉の中でもかなり奥まった山の中にありますが、眺望抜群でお湯も愉しめました。それでも、又機会があったら今度は別の温泉宿に泊まって順繰りいろいろな所を楽しんでもみたいものです。

そう言えば今回、話はそれますが下呂の街のお土産屋のおばさんに飛騨において下呂という街の北には中呂、上呂と言う場所がちゃんとあるんだと聞いた事は大きな学びでした。

さて、下呂での最後の訪問場所は温泉寺。
中の参道にある野仏・なんともふくよかな姿です。
どなたかが被せてくれた編みものの帽子。
天保年間に作られたもののようですが、飢饉で亡くなった子供の供養だったのでしょうか。
歴史の事はよく知らない私ですが、調べてみると約350年ほどの由緒を持つ寺。白鷺伝説なども学ぶことが出来ました。古びたこの寺の坂道をとうの昔に亡くなった人達が上り下りしていた往時を偲び何となくタイムマシンの事を考えてしまいました。

帰りがけには中津川に寄って川上屋さんで栗まんじゅうなどを大量に買い込み名古屋へ戻りましたが、家に帰り着いて下呂に行きたいなと帰ってすぐに思ったのは自然の流れでしょうか。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

お父様への感謝の言葉は、できるうちにした方が良いですよ~照れくさいかもですが

small G さんのコメント...

解っております!解っております!解っておりますが,,,不肖の息子はこの歳になっても親父のネガティブなところに目が行ってしまうのです。
この件に関しては自戒も込めて明日のブログに書き込むつもりです。orz