朝から出勤途中に親父を乗せて近くの藤が丘駅にあるセントレア直行バスのバス停まで連れていきました。コロナ以前は本当に一時間に一回という感じでここからセントレアへばんばん人が運ばれていたのですが、今ではかなりの「疎」な間隔でしか出されていません。恐らくもう少ししたらこの間隔も随分と変わってくると信じていますが!
さて、ここで親父を降ろしてちょこっと脇に車を停めて親父が轢かれないように体に手を添えて案内。ここで親父に握手をして「また、宮崎で来月やな!」と言ったのですが、その時何と親父の目に薄っすらと涙が浮かんでいました。(親父も歳とったな、こんな状況で涙を見せるような人間じゃなかったはず。とは思ったのですが、ここでは何も言わずサラッとおさらば。)
お互いに何も言いませんでしたが、こういう形での名古屋への親父の来訪と別れを後何回繰り返せるかを考えると、やはり涙が出るのも当然かと思います。
さて、この後の親父の行動なんですが、私達夫婦が親父にお勧めしたのはセントレアにある「風(ふー)の湯」へ出発前に入ることでした。フルチンで飛行機を眺めながら風呂に入れるなんて滅多にない経験ですよね!その後、軽く食事でも摂れば丁度よい頃合いに飛行機に登場できるという具合です。唯一の心配は親父が風呂場ですっ転んで頭を打ったり、滑って股裂き状態になって大腿骨頭頸部骨折などを起こさないかということだけ。
まあ、そんな愚にもつかない事を考えながら自分は一日中病院で仕事をしていました。そして帰宅。LINEでメッセージを送って帰宅したことを確認しようとしたのですが、何だか既読が付きません。まあ、そういう事は親父に関しては日常ですので余り心配することでもないと思ったのですが、音声でコールしても無反応・・・。
また、あの風呂場での騒動のときのような「嫌な予感」が舞い戻ってきました。そこで同時に何度かうちの嫁さんが自分のiPhoneの画面を見ながらいきなり「え~~~~っ、お父さん未だ名古屋に居るってよ!」と顔色を変えています。思わず「何で!?」と聞いたところ、文章を読み上げる嫁さんが「飛行機に乗り遅れて搭乗口で3分前に締め切りましたって乗せてもらえんかった。X(私の名前)に言うと怒られるから言わんで良いよ!」って書いてあるとのこと。笑
眼の前でダイレクトのネタバラシ。少なくとも怪我とかで病院などから電話が入ってきた訳では無かったので先ずは人安心だったとは言え、既にその時点で夕方の6時すぎ。未だ出発まで一時間半以上あるような時間でしたので、ビックリです。
嫁さんが驚いて直ちに電話を入れるとバツの悪そうな声で親父がexcuseを述べるところでした。そこで脇から私が電話を受け取って「びっくりした。大丈夫かい??」と言うと「お陰で飛行場の中をゆっくり見学できた」等とどうにも言い訳というか負け惜しみのような事を仰いました。8時間以上かけて回るような飛行場ではないんですが…。w
しかし、このエピソードを聞いて嫁さんが「あんた、お父さんの事何も言えんよ」との耳に痛い言葉。そうです、私は親父以上のやらかしをした事があったのですから、実際には息子の代になってバカさに加速がついたようです。
「血は争えない」まことにもって正しき言葉です。
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