セキュリティ・クリアランスという言葉がどれほど日本で広まっているでしょうか。日本語だと「秘密取り扱い者適格性確認制度」みたいな感じ?
数日前に書いた、中国による継続的な日本の防衛機関やその他の企業、研究機関に毎日サラリーマンのように継続的に侵入を繰り返している件に関して、それが数年前にアメリカ側から大々的に指摘されたにも関わらず時間が経っても改善薄ということで、恐らく痺れを切らしたアメリカ側が日本のマスゴミを使って再度警告を入れたと言う話に関連して思い出した言葉がこれでした。
このsecurity clearanceという単語を初めて私が実生活で聞いたのはアメリカの大学院で院生の女の子に実験指導をしていた頃でした。私がその女子学生のthesisを仕上げてお祝い気分になっていた頃にその学生の御主人でちょうどアフガン2回、イラク2回の合計4回の生死をかけた戦闘を終えてアメリカに帰ってきていました。
ちなみに彼の事は比較的頻回に帰任時に大学に遊びに来ていたことでよく話をしたり、食事をしていたりしていた事でよく知っていました。そんな彼が奥さんである彼女の大学院卒業に合わせて実はある話をしてくれたのでした。それは…。
「X(私の名前)、実はXをオレの操縦するヘリに乗せてバージニアの上空を飛び回ってあげようと思ってたんだけど、セキュリティ・クリアランスが最終的に取得できなくてプレゼント出来なかったんだよ」
というものでした。実際この話を聞いたとき反応に困って「ありがとう!そんな事考えてくれてただけでも嬉しいよ!」という事しか言えなかったのですが、それよりも気になったのはこの「security clearance」をクリア出来なかったというのは何故⁉という事でした。
考えたのは、まずオレが犯罪者として認識されている?という事かなと思ったんですが、アメリカでは一度だけスピード違反で警官に停められただけで他に思い当たる節はありません。w
やっぱり何と言ってもオレが軍と何の関係もない人間、かつ日本人という事が最大の問題だろうなと思ったことです。私がアメリカ側の人間だとしてもそうします。当然ですが。
敵に侵入を防ぐ基本はシステムとして人を疑い、電子面でのシステム防御以上に人の抜け穴も絶対に防いでいくという決意の表出そのものでしょう。軍に限らず漏れ漏れの情報漏洩を許す日本。漏れたら他の国が喜ぶ価値ある情報があるうちは未だ良いのでしょうが、それも国力の衰退とともに減っていくのでしょうね。
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