2022年6月12日日曜日

また嵌ってしまった

年に1回有るか無いかと言う感じのことなんですが、先週の土曜日よりあるものにハマってしまいました。

何を今更!と言われるのは我々のような海外暮らしをしていた人間に共通の体験でして、海外にいる間に日本で流行っていたものを知らないままで過ごしてしまいますので、日本人の大多数の人達の体験と比べると「中抜き」の様になってしまう訳です。

まあ、嫁さんのように日本のテレビの放送されているネット上の種々のリンクを知っており、あれこれとほぼ同時進行的に視ているような(私にとっての特殊な)人は別として、多くの人は海外である体験を得る代わりに、日本国内の別の体験は逃すわけです。まあ、何かを得れば何かを失うと言うだけの話で、比較的普通のことですが。

さて、紹介が遅くなってしまいましたが、私が今ハマっているのはアニメ「ちはやふる」です。10年以上前のTVアニメなんですが、この3日間でシーズン1,2の中から30話分以上を既に視ることが出来ました。

そもそもが青春ものに「大変」弱い私でして、以前も書きましたが三浦春馬くんと多部未華子ちゃんが出ていた「君に届け」を1回目に視た時にさめざめと泣いてしまったオジサンですからこの「ちはやふる」を視ていても若い世代が種々の経験を友人達と競い合い支え合い頂点を目指していく姿は私の心のど真ん中を揺さぶり続けるのです。

百人一首の中の百枚中五十枚を二分割し、相手と己に二十五枚ずつ並べて読み手のリズムに合わせて上の句が読み放たれた「瞬間」に文字通り電光石火の勢いで並べられた札を抜き取っていく訳ですが、その瞬間に向けて知っておくべき知識や作戦、トレーニングや心理戦。そして当然ですが、その結果を左右する知性や体力、才能などの文字通り勝利に向けての無数の要素の組み合わせが様々な物語を生み出すわけです。

それにしても、YouTubeで実際に見るクイーンや名人の試合を視ると、恐ろしいスポーツだなとひたすら感心するばかりです。こんな過酷な試合で何年にもわたって名人位やクイーンを保持する人達って「日常生活」では一体どんな人達なんだろうと興味津々です。

これからまたいろいろな試合やカルタのバックグラウンドを調べながら知見を広げようと思っているのすが、アニメで出てくる百人一首って誰の歌かとかその歴史的背景などはかなり忘れてしまっていても、高校の頃などの若い頃に習った影響でしょうか、まだまだスラスラと上の句と下の句が出てきますね。

日本人にとって和歌や百人一首というのはやはり言葉の背骨になっているんだよなと感じる瞬間です。

このちはやふるは漫画で四十八巻?とかいう話になっているはずですが、アニメ視てれば原作は買わなくても良いでしょうかね?いや、欲しくなるかも。ネットで百人一首自体をカルタで買うと幾ら位になるのかと調べてみたら大体二千円から六千円くらいみたいです。しかし家では誰もせんやろうしな~と思うと、買う気はなくなってしまいます。

娘たちが覚えんでしょうかね?まあ、そもそもオリジナルの日本語が怪しいのに古典は無理かな・・・。

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