「遂に!」と言う声が巷に聞かれました等というネット上の記事を見て、逆に私はコケてしまいました。
まだIE(インターネット・エクスプローラ)が使われていたとは…というのが、今回の私の驚きのもとだったんですが、みんなが言うところのIEと言うのは、正直私自身はほぼ使ったことはありませんでした。
パソ通時代は別として、ネット創世期にはまだまだキャラクタ・ベースのGopherと言うソフトやネットに繋ごう!等という謳い文句の雑誌に付録でついていたCDの中に入っていたmosaicとう最も古いネット・ブラウザを革命だ~!と嬉々して使っていました。その後から出てきたのがNetscapですが、そこに商魂逞しいマイクロソフトが半強制的にWindowsに付帯させたIEが爆破的に拡大普及していったわけです。
そもそも長きにわたるAppleユーザーだった私はMSの製品群を可能な限り避ける人でしたので、IEは絶対に使わないというのが私流のネット使用時の一本のバック・ボーンとしてもっておりました。いつもFireFoxやOpera、Safari、Chromeなどの中でプライバシーの保護が最も洗練されていると思われるものを使うようにしていました。
官公庁や多くの企業でIEが基幹レガシーシステムとして使い続けられているのに、IEのサポートが打ち切られて困る等と聞いていつも「アホか?w」と位にしか思っていませんでした。一つのものに過度に依存し続けるとどうなるかというお手本のような事例ですよね。
しかし、そのGiant Legacyも遂にサポート・フリーになることで、ネットに繋ぐだけで「ますます」大量のリスクに晒され続けることになるわけです。増々というのは、より新しく更に洗練された設計思想のもと作られたブラウザと比べれば、以下にツギハギ(パッチ)をあてようと、どうしても新板のソフトにはそもそも安全性の比較では勝てないからです。
27年もの間よく頑張って生き残ってきたとは思いますけど、マイクロソフト自身がかなり前からブラウザの標準をchromiumベースのEdgeに切り替えてやって来ているわけですから、実質上はもうとっくにその寿命は切れている訳だったんですけどね。
それにしても、今や大海原をわたるたらい舟のようなレベルのブラウザであるIEをこれからも長きにわたって使い続ける人達がいるんだろうなと思うと共に、そういう人というのはブラウザを開いた時のdefaultページを最初のYahoo!から永遠に変えない人達とかなり重なるんだろうな、そしてそういう人達というのは車を買っていつの日か売りに出すまでボンネットを一度も開けたことがないというような人達とも重なるんではないのか?等と何の根拠もないくだらない想像をしてしまう私でした。
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