2021年2月27日土曜日

中国の最新ブラック・ジョーク

日経のニュースを見ていると、目を剥くような記事が短信として飛び込んできました。

曰く・・・。
中国政府が「貧困撲滅」の記念式典 中国政府は2月25日、「脱貧困」の記念式典を開催した。習近平国家主席が農村部の貧困撲滅において「完全な勝利」を収めたと宣言し、貢献した共産党関係者などを表彰した。中国国営の新華社などが伝えた。

一頻りニヤニヤした後、今度は思わず考える人の様なポーズをとってしまいました。
字面通りに読んだところでそんな事が万が一にも起きているわけはないので、逆に深読みしてしまって、この国の指導者達が何らかのアドバルーンでも揚げて各方面からの反応を待っているのかな?等と考えてしまうのでした。

しかし、実際のところは自分が設定した脱貧困の期限設定に対する自縄自縛状態からこんな漫談のような表彰式をやらかしてしまったんだろうなというのが想像するところ。そもそも少数の全体主義者とその御追従の者達がが統括する似非社会主義国の自画自賛の官製報道を聞かされても鼻白むばかりです。

ちょっと前、プーさんの対抗馬である李克強首相は月収1000元(約1万6000円)の中国人は6億人いると発言して中国全土で大きなニュースになったばかりです。本当にここの国のトップと言われてる習オジサンは見たくないものから目を背け、聞きたくないことには己の耳を塞ぐか相手の口を塞ぎ、臭いものには蓋をするようなことしかしませんネ。

例え惨めに感じようと事実をじっと見つめてそれを改善し続ける努力を払うトップの存在があればこそ国家は前進するというもの。この国は表面的には良いように見えても実際には残念そのものなんだろうと考えるのは容易です。

こんな国と心中しようとするドイツは大丈夫なんでしょうか?毒食わば諸共とは言えその毒は強毒性、他人事ながら心配です。



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