2021年2月16日火曜日

大塚家具の最後はドラマでしたな~

大塚家具の凋落に関するニュースはここ数年ずっとネットを賑わせていました。

しかし、今回ゲンダイWEBにあげられた一連の大塚家具に関する物語は周りからみた比較的踏み込んだ「事実と思われる話」を繋いだものですが、改めて続けて一気読みすると二世経営者を社長や会長に据えることの難しさに眉間にシワが寄る思いです。

まあ、私はこのような経営に関するイザコザには巻き込まれようにも巻き込まれるような物語さえバックグラウンドに欠片もない人間ですが、親や爺さん、もしくは親族から期待をかけられて事業を否応なく継承させられる定めにある人達は本当に大変ですね。

親が何をしてどの様な事業を起こしたかということとその子供達の持っている向き不向きというポテンシャルの大小やベクトルの向きはその経営者の子供達が「常に」持っているわけでもありませんし、子供自身にとってもいろいろと期待されてそちらの方向に勝手に人生を決められるのも迷惑な話だと私の場合は考えますので、自分の子供達には一切進路に関する「仕向け」のようなことを行ったことは一度もありませんし、そういう方向づけや押しつけが無かったこと自体に対しては子供達に今でも感謝されています。

親の背中を見せてその仕事が魅力的だと感じさせることはそれなりに素敵なことだとは思いますが、それはあくまでもその子供の選択の一例を示しているだけで、

大塚久美子という人物が親父さんとのゴタゴタが続いた挙げ句最終的に巨額の現金も消えて第三者に会社を渡して終わりという「絵に描いたような」転落と収縮劇を観るにつけ、どんな経済学部を出ても、どんな大学院を出ても、どんなにオヤジのバックアップがあっても、船長が駄目だとこれほどまでに劇的に会社を駄目にするんだなという意味では、経済学者の良い研究材料になっただけという気がします。

御本人はいまでもtwitterで「事実とは異なることが云々」などと弁明を繰り返しておりますが、経営は結果が全て。社員達を路頭に迷わせたダメ人間という烙印がこの人から消えることは残りの余生では起き得ないでしょうね。

弁明のチャンスは既に永遠に失われたということが理解できないその一点を見ただけでも長介の言う「駄目だこりゃ」ですわな。w


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