名古屋市からいよいよワクチン接種の直前段階を迎える各病院に対するzoomでの講義配信が開始されました。
内容は「Pfeizerのワクチンが近々各医療機関に実際に配布されますが、実際にどういう形で近隣の医療機関が受け取り、どういう形のものが到着し、どういった手順で届いたものを溶かしていって、どういったタイミングで実際に使用するのかというものでした。
大まかなことはBritish Newsその他で実際に知ってはいたものの、更に一段と名古屋の中で何が起こるのかがしっかりと説明されており、「なるほどなるほど」と配られたPDFに少しメモを書き加えながら既知情報に追加情報を加えていく作業に専念しました。
以前ここにちょこっと書いたかもしれませんが、私の勤める病院には巨大な実験室用のDeep Freezerがもともとありますので、ここにドカッと配られたバイアルをしまい込んで後は必要に応じて必要量のバイアルを溶かしては「余った分は」最長5日間の間、冷蔵庫の中にしまい込んでおけばよいわけです。
そもそも、基本的には余りを出さないようにショットを行う日毎に5の倍数の人間に打っていけばよいわけです。この前ニュースにもなっていましたが、日本で使うvaccination用のシリンジは今の所は6人用のvaccine vialから5人分を吸い出してしまうスタイルになっているようで、その余計な死腔にあたる部分を消すようなシリンジを日本でも愛知の企業などが作っているようですが、間に合うか否か?
とにかく、我々受け入れ側としてはどの部屋でどのように人の移動する動線を作って、どの部屋で待たせて副作用の確認をするか、といった最終的な実務上のセットアップを行う段階に来ました。勿論、副作用の出現率はインフルエンザ・ワクチンの1/20と言われていますが、こういう事を行うことでワクチンを打つ人々の「心理的負担」を軽減することは大変重要ですので、抜かりなく準備していこうと思います。
多分我々の病院で実施出来るのは3月半ばではないかと思われます。要するに実質1ヶ月を切ったと考えられるわけですね。
まだまだ準備とシュミレーションをしっかりやる時間がありますので助かります。
0 件のコメント:
コメントを投稿