夜に当直室で調べ物をするためにノートブックの画面を眺めていたところ何か不思議な感覚に襲われました。
座っていた椅子の下の方でバネがギシギシと鳴り始めるし、眼の前の画面がなんとなく揺れているのを感じました。「なになに?脳内の血管がどこか破綻したかな?」というめまい感が出現したと思いました。時計を見ると針は11時10分前後。
もしかして久し振りの地震かも?と思って左側の窓を見るとカーテンが左右に10センチ程度揺れていましたので、初めて地震と判りました。直後にスマホを見てみると、NERV防災とYahoo防災が東北での大地震発生を伝えていました。しかも福島や宮城での震度6強なんていう出鱈目なレベルの震度。十年前の東北大震災の嫌な思いが脳裏を過りました。
当時はバージニアにいた為に揺れを感じることはありませんでしたが、病棟に上がって看護師さん達に状況を聞くとみな同じように最初は自分の「めまい」だと思っていたようですが、結構話が弾んでいました。まあ、軽い興奮状態ですね。幸いにして病院の電源やマシンに何の問題も無さそうで、全ては順調でした。
直後からtwitterは囀りまくる状態でしたが、問題は人的被害があったかという一点。人の怪我と命に比べれば物的被害は二の次です。もう一つは津波の発生の心配でしたが、それはないとの一報。
それでも、時間の経過とともに100件を超える人的被害の報告が入ってきました。おまけに物的被害の方も巨大な土砂崩れでサーキットが埋まったり、高速道路への巨石の崩落とか、東北各地での塀の倒壊などボロボロ。テレビ画面でみる限りでは多くの方々の家庭では家の中のものがメチャクチャに散乱しているし、酒屋さんも例によって例の如し。公立図書館の開架式の棚の本数万冊もほぼ全て床に落下散乱している始末で、これらの整理整頓には物凄い時間がかかると思われました。
これからの余震が大したものでない事を心から祈るとともに、場所を変えての大地震が連動して起きないことを心から祈っています。
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