昨日に続いて二日目の当直。
特に大きな事件もなく淡々と過ごせた当直でした。こういう日は所謂「これ幸い」というゆったり当直の日でして、新年早々良い兆しです。こういう時にはやることは決まっていて「映画」と「勉強」です。
映画の方はダビンチ・コード。前から観てみたいと思っていたものが何気なくみたアマゾン・プライム・ビデオの項目の中にあったのでクリックして視聴開始。カトリック教徒の中にはこの映画に強烈な反感を抱くだろうなと思ったのですが、基本的に「あかん」映画ですな。
ベストセラーを映画化したものとして大々的に当時宣伝が続いていたと記憶しているんですが、本としては良いものでも映像化には向かないものもたくさんありますし、映像化に向くものでもキャストがミスマッチというものもあります。アメリカのRotten tomatoesをみてみると、結構厳しい評価がずらずらと出てきていて、台本の失敗、キャストの失敗等を挙げ連ねる人達が多いようです。
そうは言うものの、私が特に感じたのはカトリック教徒にとってはこのヴァチカンを含む壮大なキリスト教徒達の暗闘の描写は受け容れ難いものがあるだろうなという最初の感覚はやっぱり強いままでしたね。宗教や人種を描いた映画というのはどういうものであれ種々の幅広いリアクションを産み出すもの。まあ、仕方ないですね。
映画を小さな画面で横目で観ながらも、今までの日常臨床の中で気になっていた私にとっての種々の細かな疑問をズーッと調べ続けてその参考なると思えた回答を一つ一つメモにまとめていく作業をしていました。時間をかけて最新の知見や知っておくべき常識をこういうゆったりとした時間だからこそまとめていけるのは私としてはなかなか「有り難い」ことです。
まあ、来年は新しく来られた若い内科の先生にも積極的に年末年始の当直に入っていただこうと思っておりますので、もう少し時間的には楽になっていくのかなと思っています。
何れにしても、ゆったりとした今年の年始の当直はなかなか充実した時間となりました。
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