今日の当直はほぼ眠れませんでした。
12時ちょい過ぎにある病棟の患者さんが容態急変という報せ。病棟に急行して対応を講じましたが、超高齢である上に、もともとあったシビアな肺気腫の存在のため肺炎が重篤化していた方で抗生剤の投与を始めとした種々の治療にほぼ反応すること無く急速に容態が悪化していた身寄りもない方でしたが’、残念ながら呼ばれて暫くしてからお見送りすることとなりまひた。
葬儀社の方と御遺体をお見送りしてから20分もしないうちに今度もまたコール。こちらも同じ病棟からのものでした。看護師さんが「連れて行こうとしてるんでしょうかね〜」等と縁起でもない事を言うので内心「笑えんジンクスこの場で言うのは止めてくれんか?」とは思ったのですが、この手のことをこういったシーンで平然と言ってしまう年配の看護師に何か言っても可塑性はありませんので無視。
癌の末期の方で私よりも数ヶ月年上なだけの方でしたが、肝臓や肺に猛烈に転移した或る種の癌が体から燃えている最後の命の火を消し去ろうとする瞬間でした。
緩和ケアをしていたため、痛みの訴えは聞かれなかったのですが、この方も数ヶ月前に会社の寮を退荘されて以降は身寄りのない状態となっておりました。
一人きりで令和の時代にこの世を旅立っていく男性達を深夜から早朝に看取る仕事はつくづく因果な仕事だと疲れた頭の中でボンヤリと感じてしまうオジサンでした。
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