2019年3月7日木曜日

院内の戦いは水面ギリギリで

病院というのはどこに行っても表には見えない人と人との暗闘があるようです。

その暗闘は水面下で行われているだけでなく、ときにトビウオのように水面上に飛び出してくることもあれば水面からずっと出続けてユックリ泳いでいる亀のようなものであることも。

オッサンの私から見ると「そんな事を根に持つ輩がおるんだ・・・」という呆れるような事案も沢山あるのですが、実際に耳に入ってくる(私から見ると)下らない事件の数々も、それを起こしている御本人達にとっては、生存競争のための結構真剣な戦いであるのが笑えてしまいます。

病院とは言え、他の会社と同じで上司と部下という形での色々なやり取りがあり、また同僚間でのグループの形成がありということで私から見るとツマラネエと思えることでも流言飛語となって大きな病院内をいろいろな形で噂が修飾されて飛び回ります。

中でも医者というのは病院の職分の中では取りあえずの頂点ですから、面白おかしく言われることも毎度の話。ある時などは自分に関する院内の女性の話が出てきてあまりに面白そうだったので「一体オレの相手は誰なん?」とニヤニヤして聞いたところXXさんという、行ったこともない病棟の、見たことも聞いたこともない方だったことがあります。
その他にもYYさんと出来てるって話を聞いたことがあります、という事務の飲み友達の男性の話を聞いたことがあって、その構図に大笑い。(その女性には大変申し訳無いのですが、大笑いしてしまうのを止められない状況の方でした。)

その手の話を嫁さんにすると、面白そうに「誰と付き合ってるの?」と聞いてきます。w
実はそういった話というのは誰が発信源かというのをたどるのは比較的容易で、まことに女性の口には戸は立てられませんね。

男と女の話以外となると、次に多いのは無茶ぶりを言う上司の悪口と仕事をする上で目障りな同僚の話と駄目新人の話。ナースステーションというのは私が居ようと居まいと、女性同士の間の会話のやり取りで「うわ〜」というようなことまで話をしてます。

しかし、上の話をよく考えると立場と年代の差を考えるとその悪口を言っているお互いのグループが時間の経過とともにそれぞれ立場を変えて同じことを言ったり言われたりしているだけのことだと思えるんですけどね。

どんなに時代が変わっても、技術が進歩しても、人々が生きている限り変わらない世の中のヒマ人の日頃の栄養素というべき仕組みのひとつなんでしょう。

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