2019年3月13日水曜日

日本の大学は未だに大東亜戦争方式で戦っているのか

世界の大学ランキングがここ10年ほどは日本でも話題に上ることが多くなってきました。

最初の頃こそアジアの大学の中で東大・京大が上位にあって日本もとりあえず安心か?などと思っていたら、みるみるうちに東大がその総合順位を落とし続けて今では42位。もちろん、ランキングを作成する会社や団体によってその順位に差はありますが、実際にに日本の科学における貢献度の低下を見続けている限り、日本の大学の総合的な競争力というものは何らかの形で低下してきているのではないかと感じるようになってきました。

最初のうちは民間の会社が”気まぐれの指標を使って作り続ける意味不明のランキング”くらいにしか捉えていなかったのですが、どうもがこうとも落ち続ける日本のランキングを見ていると、どの分野の学部でも根本的に大きな問題が横たわっているとしか思えません。

東大を頂点として優秀な学生をかき集めて大量の資金を集中的に使わせているにもかかわらず、そのベストアンドブライテストたる東大がランキングで順位を落とし続けているのですから、一体何をすれば対抗できるのか?というふうになってきます。

いろいろなそのランキング作成の指標を見ると、いかにも日本が苦手そうな項目が幾つかあって、それらが大きく足を引っ張っているのがよく分かるのですが、それ以外の項目でも日本はユックリとですがズルズルと落ち続けています。

日本は高等教育において教授陣への雑用の押しつけが異常に多いのと、一授業あたりの教師が受け持つ学生数が多すぎること、更には国際的な人材の多様性の欠如が酷いと思います。
良くないではなくて「酷い」というのが正しい印象で、何でもかんでも個々人の能力に頼って全体のシステムとして戦えない仕組みを作り上げている日本。
何度も言いたいのですが、先の大戦でも日本が負けたのはまさにその点。いくら人材が優秀でも、戦略とシステムが駄目なら戦いの勝敗は始まる前にわかっています。

兵站の薄さは単に資金だけでなく、チームを支える人材も削り続けて息も絶え絶え。更に兵力は逐次投入という戦争で最もやってはいけない方式を取り続けているし、人材の育成方式としてもスーパースターの存在数は希薄。最近は能力と意欲のある学生が東大を蹴って海外の有名大学に流れる始末。

とはいえ、昔は兵学校、今は東大を出た官僚が考える作戦では勝つわけもなし。これからも日本はいろいろと沈み続けるのでしょうか。

アメリカやヨーロッパのようにいろいろな分野でそれぞれに違った大学がトップを誇ることが出来ず、東大京大ばかりが金と人材を集めて何かをやっても負け続け、人材の交流は内部のみ。東大出て、東大で助教して、ちょっと留学して、東大で准教授して、東大で教授して駒としては成り金では世界ではもう通用しないのが今の現実。

単位の相互交換も含めて、人材交流で新陳代謝の発生しない大学は枯死するのを待つのみです。

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